地下鉄阿倍野駅とJR天王寺駅は目と鼻の先であるが、あべの駅で降りて、Q’sMALLを方面から近づいてみるといろいろと面白いアングルが撮れる(但し、この2F、3Fはイベントスペースになっていて撮影禁止)。
天王寺駅前の交差点は、歩道橋が360度円形につながっている。パノラマ画像で見るとそれがよくわかる。
間近からとらえたあべのハルカス。ハルカスとは何かと言えば、近鉄百貨店の上に、オフィスビルを乗せ、そのさらに上がホテルと観光施設のハルカス300になった複合商業施設と言えばいいだろう。
そして反対側に見えるのが、通天閣や天王寺公園など天王寺前のレトロな大阪の風景である。
いよいよハルカス60Fへ。いったん16Fでエレベーターを乗り換える必要がある。
大人1500円と普通に高いので、毎週デートスポットとするにはやや敷居が高い。
これは北側の風景。まっすぐ走る広い道路は谷町筋。公園の奥は茶臼山で、右に見える緑は四天王寺。
真下に見える大阪市立美術館。
そして通天閣。近くて低い建物の中に埋もれてしまう。
西側の風景。大阪港や明石海峡大橋が手に取るように見える。
アップしてみる。赤い港大橋などいくつもの橋が視野に入るこのくらいの構図が一番面白い。
さらに明石海峡大橋中心にアップしてみる。夕暮れ前の海面のきらめきが印象的な時間である。
今度は南側の風景。
東住吉区にある長居陸上競技場。
そして東側の風景。左奥の山が生駒山。
真下の鉄道や高速道路(天王寺バイパス)がジオラマのように迫る。
再び北側へ。緑のエリアが大阪城であるが、天守がどこにあるのかわかりにくい。
大阪城をアップで写してみる。高層ビルの間に埋もれ、近くにゆかないともはやランドマークにはならない。
大阪駅方面。高層ビルが林立しているので、どこがどこかわかりにくいが、駅前の茶色い丸ビルを目印にすると位置関係が見て取れる。その後ろに大阪駅、左奥に梅田スカイビルが見える。
ハルカス300は、60Fのガラスで覆われた回廊部分(天上回廊)と、吹き抜け構造になった58Fの中庭(天空庭園)からなっている。
58Fから中庭に出て、飲食など楽しめるが、外気にさらされるため、夏場は暑い。そのため、冷気を運ぶミストが適宜噴出する仕掛けになっている。
ハルカス周辺は、周囲に競い合うような高層建築がないため、現在360度視界の開けた大阪随一の眺望スポットとなっている。その視界を脅かす存在がない今のうちに行っておきたい場所である。