つぶやきコミューン

立場なきラディカリズム、ツイッターと書物とアートと音楽とリアルをつなぐ幻想の共同体
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今月買った本(2018年8月)8月31日更新

文中敬称略

 

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8月30日

 

結局、早川の科学書のセールで追加購入したのは、次の二点でした。

 

ジム・ホルト『世界はなぜ「ある」のか?』Kindle版

ライプニツ以来の存在の謎に、著名な哲学者、物理学者、神学者、文学者との対話を重ねながら、謎の核心に迫ってゆく本です。

 

アミールDアクセル『「無限」に魅入られた天才数学者たち』Kindle版

無限ははたして数なのか、モノなのか。無限をモノとして扱い、異端視された数学者カントールとそれに続く数学者たちの群像を描く数学史物語です。

 

 

8月29日

 

早川の科学書のセール(〜8/30)は、科学書の名著やベストセラーが激安で、思わず47タイトルすべてポチりたくなります。予算枠と相談しながらとりあえず以下の7冊を購入。もう4冊程度追加購入を検討中。今は時間がないので解説は割愛します。

 

オリバー・サックス『火星の人類学者』『妻を帽子とまちがえた男』『音楽嗜好症』『色のない島へ』Kindle版

コンラート・ローレンツ『ソロモンの指環』Kindle版

リチャード・ドーキンス『進化とは何か ドーキンス博士の特別講義』Kindle版

ダンカン・ワッツ『偶然の科学』Kindle版

 

 

8月28日

 

山村竜也『真田幸村と十勇士 猿飛佐助/霧隠才蔵/三好清海入道/三好為三入道/由利鎌之助/穴山小助/海野六郎/望月六郎/筧十蔵/根津甚八』 (幻冬舎新書)Kindle版

幻冬舎の199円セール(〜8/30)のタイトルの一つです。実際の真田家の歴史と、フィクションの真田十勇士のキャラクター紹介を並記してあり。史実とフィクションがごっちゃにならずに整理できる重宝な本です。十勇士のうち八人までは江戸時代の創作で、残りの二人が明治以降の創作とか、真田家の忍者はみんな甲賀だと思っていたら、佐助は甲賀で才蔵は伊賀だったなど興味深いネタ多数です。

 

8月27日

 

たかぎ七彦『アンゴルモア 元寇合戦記 10』Kindle版

1274年の文永の役、対馬での戦いを描きます。多勢に無勢のモンゴル軍を前に、阿鼻叫喚の地獄が展開します。冒頭からこれまでなかったようなR18的表現も多用されます。その中で、水中に落ちた朽井迅三郎は、そして輝日姫の運命は?最終回となっていますが、元寇がこれで終わるわけもなく、あくまで対馬編最終回で、次は博多編へと続きます。

 

8月25日

 

荒木健太郎『雲を愛する技術』(光文社新書)Kindle版

すでに紙版を購入し、レビューも書いた本の電子版が600円と新書フェア(〜9/6)で安くなったので購入。電子版には、いつでも持ち運べてかさばらない、マーカー機能が使える以外にも、いくつかのメリットがあります。紙版の場合には写真は1ページに数枚まとまっているものが、電子版の場合には本文の該当箇所に合わせる形で、一枚ずつ大きく表示できます。またPC、タブレットやスマホでは、透過光で表示されるので、紙の印刷よりも写真がずっと鮮やかで美しく見えます。

p109の「多毛積乱雲」の画像比較(タブレットは10インチのFire HD10)。露出がタブレットに合ってしまったので、紙の方ももう少し明るく鮮やかですが、歴然とした違いがあるのは確かです。

 

8月24日

 

この日Amazonから到着した本。ここ一ヶ月に出た新刊です。

 

田崎健太『真説・佐山サトル』(集英社インターナショナル)2018/07/26

初代タイガーマスク佐山聡の波乱に満ちた格闘技人生をたどる渾身のドキュメンタリー。新日本プロレスからUWFへ、そしてシューティング、 掣圏道へ。あまりに理想が先を行きすぎて、誰もその言動の真意を理解できなかった不世出の天才の謎を解き明かします。

 

谷本真由美『世界でバカにされる日本人』(ワニブックス[PLUS] 新書)2018/08/22

TVの「日本スゴイ」番組は見ていて恥ずかしくなります。非常にトリビアな事柄をとりあげて、外国人に褒めてもらおうとする根性の卑しさ。結局は、自信のなさの裏返しでしかないからです。敵を知り、己を知れば百戦危うからずと言います。少数派の親日家ではなく、大多数の外国人の意見をイギリスを拠点にしながら世界を旅するめいろまこと、谷本真由美が明らかにします。

 

柴崎友香『きょうのできごと、十年後』(河出文庫)2018/08/04

柴崎友香の『きょうのできごと』を、映画化した行定勲監督のリクエストに応え、その十年後を書いた作品。ところで、『きょうのできごと』は何年か前に読んだけれども、まるでストーリーを覚えていないのです。ストーリーそのものよりも、会話や文章の流れの方に魅力があり、そちらに気をとられていたからかもしれません。

 

ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ 』1、2巻 Kindle版

紙の本を全巻買って読んだものの手元にもうありません。23日までのセールのはずでしたが、この日の朝はまだ108円のセール価格だったので、駆け込み的に購入しました。『プリニウス』の進化した絵から見ると、『テルマエ』の絵は拙く見えるのでしょうか。

 

8月20日

 

フランス・ヨハンソン『成功は”ランダム”にやってくる!チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方』(CCCメディアハウス)Kindle版

Kindle日替わりセールの対象になっていたので購入。努力だけではどうにもつかめないチャンスを高めるのにどうすればよいのか。アメリカのビジネス書は、日本のビジネス書と異なり、用例を数多く並べ長々とデータを提示し、ロジックが見えにくいきらいがありますね。

 

8月19日

 

佐々木俊尚、小林希『多拠点生活のススメ』(幻冬舎 plus+)

東京、軽井沢、福井を拠点とした作家佐々木俊尚が、同じく東京、瀬戸内海の島、海外を拠点とした生活を送る小林希と、多拠点生活のメリットや知恵、実際にかかる費用などを公開した本。軽井沢は月9千円とか耳寄りな情報も多いけれど、短いのであっという間に読み終わってしまいます。

 

8月18日

 

「幻冬舎のオススメ教養書」のセールでは、Kindle版で以下の本が199円と手ごろだったので購入。

 

中条省平『マンガの教養 読んでおきたい常識・必修の名作100』(幻冬舎新書)Kindle版

独自の視点から、歴代マンガのベスト100を紹介した本です。大学で教壇に立つ著者だけに、文章はわかりやすいですが、古典的名作を除くと、文学的な作品やディープな作品が多いようです。知っている作品の話のツボを再確認したり、知られざる名作の中身を知るにはよい本です。

 

 

大野芳『吉田兼好とは誰だったのか 徒然草の謎』(幻冬舎新書)Kindle版

国語の教科書や入試の常連でありながら、その実正体が謎に包まれた『徒然草』の著者、吉田兼好の真実に迫る本です。

 

白取春彦『超訳 釈迦の言葉』(幻冬舎) Kindle版

ベストセラー『超訳 ニーチェの言葉』の著者が、その後の仏教が説くのとはまったく違った釈迦のオリジナルな教えをわかりやすく紹介した本です。

 

8月17日

 

猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って 6』Kindle版

ファッションモデル志望の少女とデザイナー志望の少年の夢へのステップを描く『ランウェイに笑って』。これまで順風満帆に見えた都村育人の未来に暗雲の垂れ込めます。ウィークポイントは入院中の母親と金欠病。そのウィークポイントをつくように、

と若手デザイナーの綾野遠と、長谷川心のマネージャー五十嵐は、それぞれに育人にハードな選択を迫る話を持ちかけます。他方、パリコレへのチャレンジを決意した藤戸千雪は…

 

 

8月16日

 

角幡唯介『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンボー渓谷に挑む』Kindle版

この日まで40%ポイント還元となっていたので、駆け込み的に購入。冒険家角幡唯介のチベット奥地の前人未踏と言われる渓谷へのチャレンジの記録です。開高健ノンフィクション賞受賞作。 

 

板垣巴留『BEASTARS』2〜9 Kindle版

マンガ大賞2018の大賞受賞作。動物ものですが、人間社会の光と闇をそのまま映しています。板垣恵介娘説がささやかれる作者ですが、R18的な描写を少年誌で堂々と行ったり、女性漫画家らしからぬバトルシーンを展開したりと、非凡な才能が全編にあふれる力作です。

 


8月14日

 

荒川三喜夫『ピアノのムシ』6〜10巻 Kindle版

13巻完結記念で1〜10巻まで324円と半額に近い値段だったので、まとめて購入。性格は最悪ながらも、最高の技術を持つ調律師蛭田敦士によるピアノ事件簿的なストーリー。新米ながらもすぐれた耳の持ち主の女性星野小眞(ほしのこま)とからみながら、ピアノのトラブルシューティングを行ってゆきます。一部メーカー名などは創作ですが、電気ピアノ(電子ピアノ以前に作られたハイブリッド)や、家具として作られたテーブルピアノなど見たことのない歴史的ピアノが登場したり、ピアノの内部構造も詳しく解説されるなど蘊蓄が楽しいコミックです。

 

8月13日

 

イリーナ・メジューエワ『ピアノの名曲 聞きどころ 弾きどころ』(講談社現代新書)Kindle版

現役著名ピアニストによるピアノ名曲の解説ですが、音楽評論家による蘊蓄的解説とは異なり、実際に演奏する者の視点に立ち、一曲につき数カ所楽譜を引用しながら、わかりやすい言葉でアナリーゼを加えています。バッハのコールドベルグ変奏曲などは33の変奏すべてに解説があったりと、演奏者にはとても役立つ名曲案内です。

 

 

8月10日(午後)

 

同じ書店で、午前中買い忘れた本を追加購入。

 

ポール・ウェイド『プリズナートレーニング』(CCCメディアハウス)

本囚人のトレーナーが器具のない監獄で練り上げた自重筋トレメニューを詳しく紹介。そのメニューは、腕立てやスクワット、懸垂などの自分の体重だけのトレーニングからなっています。最終的なゴールは、片手での懸垂や片手での倒立腕立てなどで、ボディビルダーを上回る筋力をスマートな体形に収めることを目標にしています。

 

『漫画家本6 あだち充本』(小学館)2018/8/8

『タッチ』で上杉克也が死ぬことははじめから決めていたなど、あだちワールドのさまざまな秘密が語られる20時間インタビューを中心に、全作品の著者による解説を盛り込んだシリーズムック本です。

 

あだち充『MIX 13』(小学館)2018/8/9

『タッチ』で上杉達也の友人であった原田正平が記憶喪失の男として登場。交通事故から音美を救ったよしみで立花家に居候しながらがら記憶を取り戻そうとする中で、喫茶店「南風」など30年間の変化がそれとなく読者に知らされます。

 

 

8月10日(午前)

 

地元の大型書店で以下の本をまとめ買い。

 

関根虎洸『遊郭に泊まる』(新潮社)2018/7/31

北は青森から南は山口まで、絶滅危惧種の遊郭建築の宿に泊まるというコンセプトの写真集です。ふだん写真が撮れない飛田新地の「鯛よし百番」の内外は、その絢爛豪華さで見る者を圧倒します。

 

川上洋一『東京いきもの散歩』(早川書房)2018/6/19

新宿御苑や、葛西臨海公園、目黒の自然教育園など、都心に残された自然の中で生息する多様な生物の紹介した本です。江戸時代から今日に至る場所の変遷も詳しく紹介され、自然観察の穴場スポットを見つけるのによさそうです。

 

筒井康隆『誰にもわかるハイデガー:文学部唯野教授・最終講義』(河出書房新社)

小説『文学部唯野教授』から生まれた、ハイデガーの『存在と時間』の解説書です。本当に誰にでもわかるように雑談をまじえながら平易な言葉で語っています。

 

宿野かほる『はるか』(新潮社)2018/6/22

『ルビンの壺が割れた』の作者によるAIを題材にした恋愛小説です。冒頭は、ボーイミーツガールのジュブナイルナイルな恋愛小説のように見えますが、恋人をAIで再現しようとするとき、何か不気味なことが起こりそうです。

 

柴崎友香『寝ても覚めても 増補改訂版』(河出文庫)2018/6/5

たしか『寝ても覚めても』の文庫本は買って読んだ記憶がある気がするのですが、ツイッター上で流れるストーリーを聞いても、全然記憶にありません。何か別の作品の間違いなのでしょうか、それとも… まあ、表紙も違うし、増補改訂版なのでまあいいか。

 

有働由美子『ウドウロク』(新潮文庫)2018/4/27

NHKを退社したアナウンサーの有働由美子の単行本を文庫化したもの。もっとも、単行本自体の出来事は退社前なので、現在の心境や今後のプランまではカバーできてないようです。

 

本間龍『ブラックボランティア』(角川新書)2018/7/7

四千億以上のスポンサー収入を集めながら、11万人10日間拘束のボランティアを報酬のみならず、経費ゼロで動員しようとする東京オリンピックの搾取構造に、『原発プロパガンダ』などの著書で知られる本間龍が迫ります。

 

 

8月9日

 

諌山創『進撃の巨人 26』Kindle版

いよいよ『進撃の巨人』もクライマックス。敵地に乗り込んだエレンは巨人となり、調査兵団ともども大暴れ。敵味方とも大きな被害をもたらします。最後に行き着く先ははたして? 

 

8月8日

 

フリート横田『東京ノスタルジック百景 失われつつある昭和の風景を探しにKindle版

Kindleの日替わりセール対象となったものですが、単なるレトロスポットの写真集にとどまらず、現地の住民の声を拾ったり、昔の写真を並べたりする中で、場所の歴史が浮かび上がるつくりです。谷根千や佃島のようなより古い下町スポットは取り上げず、浅草地下街や、今川小路や、大塚三業地などニッチで、日常的な場所をセレクトしたのも、よい選択ですね。

 

 

8月7日

 

ONE、村田雄介『ワンパンマン 17』(集英社)

あまりに強すぎて、敵をワンパンチで倒してしまうヒーローワンパンマンことサイタマ。強い敵が出没、それを迎撃する他の強そうなヒーローが惨敗。そこでサイタマが現れ、ワンパンチで倒すという王道パターンもマンネリを感じたのか、あくまでインディー路線を貫くアンチヒーローのガロウとヒーロー軍団の戦い、アンチヒーローを自軍に取り込もうとする怪人協会の三つ巴の様相になり、それが膠着状態に陥ったあたりで、サイタマ登場のパターンに変わってきていますね。

 

8月6日

 

つくしあきひと『メイドインアビス 7』Kindle版

主人公の少女リコは、ひたすら未知の生物の出没する地下の穴に深く、深く潜ってゆきます。くにゃくにゃした生理的に違和感のある生き物とのやりとり、独特の世界を築いた作者のファンタジーの世界は他に比べるものがありません。

 

 

8月5日

 

中田考『みんなちがって、みんなダメ』(KKベストセラーズ)

『君たちはどう生きるか』を読むとバカになる!イスラーム法学の大家にしてラノベ作家の中田考が、新境地に挑む人生論です。センセーショナルな帯文と表紙のミスマッチ的なかわいさが幸いして、中田考の作品としては飛ぶように売れているようです。

 

白井カイウ・出水ぽすか『約束のネバーランド 10』Kindle版

農場から脱出したエマたちは、自分たちを食料とする鬼たちに立ち向かうパルチザンのグループに合流。狩場で、鬼たちを待ち伏せして、奇襲をかける計画がスタート。幸先よくノウマを仕留めたと思ったものの、思わぬ逆襲に遭って、次々に倒れてゆく仲間たち。そんな中、最強の敵レウウィスと対峙したエマは?

 

8月3日

 

小林有吾・上野直彦『アオアシ 13』Kindle版

『アオアシ』は青井葦人を主人公にしたサッカー漫画。「東京シティ・エスペリオン」のユース生となり、Aチームに抜擢され柏大商業戦で試合に投入された葦人が、レベルの違いに苦しみながら、何とかチームに貢献する道を模索する苦闘を描きます。

 

こうの史代『さんさん録 1』Kindle版

『この世界の片隅に』『夕凪の街桜の国』テレビドラマ化記念セールで、108円となっていたので購入しました。『この世界の片隅に』や『夕凪の街桜の国』では、女性の生き方を描いた作者が、妻に先立たれた男の主夫としての奮闘記を描いたもの。妻が残したノートが生きるヒントとなります。

 

8月2日

 

荒木飛呂彦『岸辺露伴は動かない 2』Kindle版

『岸辺露伴は動かない』は、天才漫画家岸辺露伴を主人公とした、『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ的作品。この第二巻は、四編の短編からなり、スピーディなストーリー展開で、読者を引き込む傑作揃いです。

 

8月1日

 

つくしあきひと『スターストリングスより』Kindle版

竹書房のセールで70%OFFとなっていたので購入。『メイドインアビス』のつくしあきひとが2011年に発表した短編作品です。『星の王子さま』のように、宇宙を舞台にした夢のあるファンタジー作品になっています。

 

 

 

 

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