つぶやきコミューン

立場なきラディカリズム、ツイッターと書物とアートと音楽とリアルをつなぐ幻想の共同体
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今月買った本(2018年6月)6月17日更新

文中敬称略

 

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*解説は一部コミックを除き、読了前の予想で、全文の読解を経た見解とは異なります。

 

6月17日

 

落合陽一『デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂』(PLANETS)

『魔法の世紀』以来三年ぶりとなる「現代の魔法使い」落合陽一の本格的著作です。装丁も美しく、まえがきもSF小説のようにクールです。テーマは、コンピュータテクノロジーが日常生活全般をおおい、私たちの知覚する世界が大きく変化しようとこの時代の自然観を更新すること(自然と人工の融合)、そしてイデオロギーではなく、テクノロジーによって、西洋近代知のフレームを超克すること。その鍵となるのが、荘子など東洋の思想なのです。極上の知的体験が楽しめること間違いなしの一冊です。

 

Kindle版は6月19日発売予定。

 

6月13日

 

大童澄人『映像研には手を出すな! 3』(小学館)

個人的には今いちばん注目している漫画の最新刊です。1巻、2巻とKindle版で揃えましたが、Kindle版の3巻は10日遅くなると聞いたので、紙で取り寄せました。期待を裏切らない面白さです。この巻では、映像研に、第四のキャラが加わることになりそうです。

 

 

6月12日

 

青山剛昌『名探偵コナン 安室透セレクション』(小学館)

『名探偵コナン』で興味があるのは、日常的な事件のトリックではなく、蘭と新一の関係、そして黒づくめの組織とその周辺だけです。要するに、いつでも終われるようになっているけれど、伏線を回収しながらどう終わらせるか。この特別編集版コミックは、後者の現在を知るのによい一冊です。後は、キャラクターを描く上のお手本としてですね。

 

 

6月10日

 

鴻巣友季子『翻訳ってなんだろう?』(ちくまプリマ―新書)

翻訳家による翻訳ガイドですが、『赤毛のアン』、『不思議の国のアリス』『嵐が丘』といった英米文学の10の作品を訳しながら英語の原文の魅力を味わうことのできる二重においしい翻訳教室です。文体やさまざまな口語表現なども知ることができるため、中高生がワンランクアップの英語力をつけるのによい本だと思います。

 

 

はあちゅう『1泊2日で憧れを叶える!サク旅−国内編ー』(SDP)

Amazonは発売当初在庫切れで買えなかったため、在庫復活に気づき遅ればせに購入。はあちゅうによる旅行案内ですが、他のと違うのは一点豪華主義。たとえば香川だとうどんさえ食べられればいいというように、一つのテーマさえクリアできれば、後のスケジュールにはこだわらないという時間的に余裕のある旅です。ちなみに、私は貧乏性なので、時間一杯回れる限り回り写真を撮りまくるという過密スケジュールの旅が好きです。

 

6月9日

 

板垣恵介『刃牙道 22』(秋田書店)2018/6/8

この22巻で刃牙道も完結です。範馬刃牙と宮本武蔵の対決の決着は?という流れですが、はるかに壮絶な戦いを列海王と展開し、武蔵の不敗伝説も本部以蔵によってやぶられた後となってはあまりテンションの上がらない対決です。それにしても、最後の最後は全然完結になっていない伏線的展開。まだ次のシリーズが続くのでしょうか。この後味の悪さを収めることのできるのは、やはり井上雄彦の『バカボンド』の完結以外ないでしょう。

 

 

6月8日

 

吉田修一『ウォーターゲーム』(幻冬舎)Kindle版 2018/5/23

幻冬舎の50%ポイント還元セールの対象となっていたので購入しました。吉田修一の最新作です。『太陽は動かない』『森は知っている』に続く鷹野一彦シリーズの第三弾。多数の犠牲者を出したダムの決壊の背後にある陰謀をめぐり暗躍する男と女のドラマを描きます。

 

 

6月7日

 

養老孟司『考える読書』Kindle版

吉田勝次『洞窟ばか』Kindle版

いずれもこの日までのノンフィクションフェアのセール対象本。『考える読書』は、養老孟司の読書日記のようなものですが、昆虫採集の話や、猫の話などが、生活の中で渾然一体となっている不思議な本。この日まで99円ということで買いましたが、188pと特に短いわけではありません。『洞窟ばか』は、日本のみならず世界の洞窟1000をめぐってきた洞窟探検家吉田勝次の半生記。巻頭を飾る二十数枚の写真の荘厳な美しさや迫力にまず圧倒されます。11日間洞窟に潜り続けたり、400m下まで降下したりと、スリリングな冒険の連続です。

 

6月5日

 

宮下奈都『終わらない歌』Kindle版

昨日買った『よろこびの歌』の三年後を描く続編ということで追加購入。

 

6月4日

 

伊藤亜紗『どもる体』(医学書院)2018/5/28

吃音とは、言葉が身体に拒絶されている状態。だが、なぜ歌っているときにはどもらないのか?『目の見えない人は世界をどう見ているのか』の著者伊藤亜紗が、吃音の数々の謎に迫ります。

 

池内恵『シーア派とスンニ派』(新潮選書)2018/5/25

池内恵は、東京大学先端科学技術研究センター准教授、中田考や松山洋平など、数少ないイスラーム世界についての信頼できる学識者の一人です。日本人にはわかりにくい、シーア派とスンニ派の違いや歴史、相互関係など、イスラーム世界の機微に迫ります。

 

宮田珠巳『東京近郊スペクタクル散歩』(新潮社)2018/4/26

地底湖や地下発電所、湘南モノレール、足尾銅山、三原山と、これといった共通点が見えにくい、東京周辺の変な場所めぐりです。高野秀行が絶賛していたので、多分面白いにちがいないとあたりをつけて買ってみました。

 

白井カイウ、出水ぽすか『約束のネバーランド 9』(集英社)Kindle版 2018/6/4

『進撃の巨人』同様、この巻より一気に加速します。W・ミネルヴァのメッセージの解読により世界の数々の謎が明らかにされ、オニとの壮絶なバトルシーンが展開するのです。個人的には、最初の3、4巻までのダークな童話のような世界の方がこわくて好きですが。

  

 

6月3日

 

 

Kindleの月替わりセールが更新されたので、値ごろ感のある本(いずれも199円)を5冊ほど買ってみました。この程度の価格だと、ちょうど神保町の古本屋をはしごしながら店頭で100円均一の本を買いあさるのに近い感覚ですね。

 

宮下奈都『よろこびの歌』Kindle版

宮下奈都『はじめからその話をすればよかった』Kindle版

『よろこびの歌』は、音校の受験に失敗したヴァイオリニストの娘を主人公にした音楽小説です。合唱コンクールへの参加による再生を、青春群像の中で描きあげた作品。同じセール対象の『終わらない歌』はその続編です。『はじめからその話をすればよかった』は、掌編小説や書評を含む、宮下奈都の初エッセイ集。宮下ワールドへの入門書としてもうってつけです。

 

桜木紫乃『星々たち』Kindle版

直木賞作家桜木紫乃の9編からなる短編集です。作家をめざす塚本千春という女性の姿を、周辺の人物との関わりの中で描きあげた傑作です。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ、バラエティ・アートワークス『ダ・ヴィンチの手記 まんがで読破』Kindle版

司馬遷、バラエティ・アートワークス『史記 まんがで読破』Kindle版

「まんがで読破」は、分厚い古典を読む時間がないときのショートカットに重宝な本です。『ダ・ヴィンチの手記』は、万能の天才と謳われたダ・ヴィンチの断片的なノートを、青年期からの伝記の中で再構成したもので、自己啓発書としても面白く読めます。いわば『多動力』の元祖ですね。『史記 まんがで読破』は、中国の史書である『史記』のまんが化ですが、これも視覚情報が加わることで、格段にわかりやすくなっています。人物の姿形はほとんど創作ですが、当時の建物や、服装、習慣といったものは、ある程度資料に基づいて補完してあるので、当然文字だけからは得られない多くの情報が含まれています。

 

 

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