つぶやきコミューン

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諌山創『進撃の巨人 20』

JUGEMテーマ:自分が読んだ本

 

文中敬称略

 

 

隠された巨人の秘密を知るための、調査兵団によるウォールマリア奪還計画は続く。諌山創『進撃の巨人』も、いよいよクライマックス。その意味は、第1巻より物語を支えてきた主要登場人物が、巨人との消耗戦の中で、一人また一人と姿を消してゆくということなのだ。ライナーの変身による鎧の巨人の動きこそなんとか食い止めたものの、さらに強力な超大型巨人(=ベルトルト)と獣の巨人(=ジーク)の挟撃にあって、シガンシナ地区も風前の灯火となっていた。

 

それまでの巨人の攻撃と異なるのは、巨人たちは人類の頭脳を、それもライナー、ベルトルトといった調査兵団の知恵を持っているということだった。単なる物理的な戦いではなく、知能戦の限りが尽くされる。ウォール内に入り込んだ超大型巨人は、自らの放つ熱風で炎上した家屋の瓦礫を降らせ延焼させることで調査兵団の隠れ場所はなくなってしまう。そして前方の獣の巨人は、巨大な岩を砕いては何百という石つぶてとして遠投することで門の外の調査兵団を壊滅させてしまう。さらにその背後に近づく超大型巨人。巨人となったエレンはなんとかその動きを止めようとするが、サイズの違いは圧倒的だった。

 

追い込まれた調査兵団は、最後の作戦を決行する。それは多くの犠牲者の上にのみ可能な獣の巨人への特攻作戦だった。その作戦に身を投じたエルヴィンリヴァイの運命は?

 

さらに、息を吹き返した鎧の巨人が、超大型巨人の援護へと向かう。ウォール内の指揮を任されたアルミンが、エレンとともに決行する捨て身の作戦とは?

 

リヴァイの圧倒的な強さが、そしてアルミンの果敢な行動が光る20巻は、『進撃の巨人』の最も心に残る一巻であるだろう。

 

関連ページ;

諌山創『進撃の巨人 19』 
諌山創『進撃の巨人 15』
諌山創『進撃の巨人 13』
諌山創『進撃の巨人 12』

 

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