つぶやきコミューン

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三部けい『僕だけがいない街 8』
JUGEMテーマ:自分が読んだ本  文中敬称略


 Kindle版

三部けい『僕だけがいない街』も(角川書店)、いよいよこの8巻で完結。

果たして藤沼悟の記憶は戻るのか?そして、真犯人であるあの人との対決の行方は?さらに、離れ離れとなったアイリ(片桐愛梨)との絆は?

15年に及ぶ昏睡状態から目が覚めた藤沼悟は、小学生の自分を車もろとも池へと沈めたあの事件前後の記憶を失ったままであった。悟の奇蹟の回復はメディアで大きく報じられ、今は名を変えて潜む犯人の知るところとなる。犯人との対決の日が迫ることを知り、悟は今は弁護士となったクラスメートのケンヤ(小林賢也)の助けを求めながら、あえて罠をはりめぐらす。

だが、敵もさるもの。山茶花池公園でのイベントに同行した少女北丸久美の行方がわからなくなる。

犯人の罠と知りながら、死地へと赴く悟。最後の知能戦、勝敗の行方は?

長い間謎だった『僕だけがいない街』というタイトルも、ここへ来て完全にしっくりと来るように種明かしされる。悟はリバイバル(再上映)を繰り返すことで二重三重にも存在するのになぜに?だが、藤沼悟が街からいない時間は確かに存在した。そう、作者は7巻までの流れを見据えて、初めからこのタイトルをつけていたのである。

幾重にも張りめぐらせた伏線をきれいに回収しながら、堂々の完結編、一巻からウォッチしてきたけれど、『僕だけがいない街』は、見る者をひきこみ、最後に感動を与えずにはおかない、傑作コミックである。

関連ページ:
三部けい『僕だけがいない街 7』
三部けい『僕だけがいない街 6』
三部けい『僕だけがいない街 5』
三部けい『僕だけがいない街 4』
三部けい『僕だけがいない街 3』
三部けい『僕だけがいない街 2』
三部けい『僕だけがいない街 1』
 
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