三部けい『僕だけがいない街 7』
JUGEMテーマ:自分が読んだ本
文中敬称略
三部けいの『僕だけがいない街』もいよいよ終盤が近づいてきました。この1月よりテレビアニメも放映中で、3月19日には藤原竜也・有村架純主演で実写映画も公開されます。ヤングエースの連載も、3月号で終了予定だそうです。
http://natalie.mu/comic/news/174863
6巻では犯人の悪だくみを阻止し続けたものの最後にはまんまと罠にかかり、凍った水中へと車ごと沈められた小学生の藤沼悟。そこからベッドで眠ったまま18年が経過し、記憶を失いながらもようやく意識を取り戻したものの、記憶がないことには前にも後ろに進めません。
しかし、病院で偶然再会した片桐愛梨に懐かしい思いを抱くところから、徐々に悟の記憶は戻り始めます。とは言っても、あるのは起こらなかった犯罪を阻止しようとしたがために犯人に殺されようとした事実だけ。人に信じてもらえそうな証拠を何一つ悟は持たないのです。そんな悟の雲をつかむような話に耳を傾けてくれるのが、幼なじみで「リバイバル」した世界では何度も一緒に戦ったことのある小林賢也。彼は父の後を継ぎ、弁護士として悟の孤独なたたかいをサポートしようとするのでした。
その一方で、犯人は(読者は6巻までで「あの人」であるとわかっているけれど、この世界の住人は本人以外の誰一人その正体を知らない)悟の順調な回復を知り、再び勝負を仕掛けようともくろみます。
医師の許可も出て、悟が母佐和子らとともに外出しようというその時に、姿を変えた犯人の魔の手が迫ります。
相手からは悟の一挙手一投足が見えているのに、悟の方は相手の正体も知らない、ゆえに迫りくる危機も知らない。とにかく、クライマックスに向けて、怖さが、どんどんと高まる7巻なのです。
関連ページ:
三部けい『僕だけがいない街 6』
三部けい『僕だけがいない街 5』
三部けい『僕だけがいない街 4』
三部けい『僕だけがいない街 3』
三部けい『僕だけがいない街 2』
三部けい『僕だけがいない街 1』
三部けいの『僕だけがいない街』もいよいよ終盤が近づいてきました。この1月よりテレビアニメも放映中で、3月19日には藤原竜也・有村架純主演で実写映画も公開されます。ヤングエースの連載も、3月号で終了予定だそうです。
http://natalie.mu/comic/news/174863
6巻では犯人の悪だくみを阻止し続けたものの最後にはまんまと罠にかかり、凍った水中へと車ごと沈められた小学生の藤沼悟。そこからベッドで眠ったまま18年が経過し、記憶を失いながらもようやく意識を取り戻したものの、記憶がないことには前にも後ろに進めません。
しかし、病院で偶然再会した片桐愛梨に懐かしい思いを抱くところから、徐々に悟の記憶は戻り始めます。とは言っても、あるのは起こらなかった犯罪を阻止しようとしたがために犯人に殺されようとした事実だけ。人に信じてもらえそうな証拠を何一つ悟は持たないのです。そんな悟の雲をつかむような話に耳を傾けてくれるのが、幼なじみで「リバイバル」した世界では何度も一緒に戦ったことのある小林賢也。彼は父の後を継ぎ、弁護士として悟の孤独なたたかいをサポートしようとするのでした。
その一方で、犯人は(読者は6巻までで「あの人」であるとわかっているけれど、この世界の住人は本人以外の誰一人その正体を知らない)悟の順調な回復を知り、再び勝負を仕掛けようともくろみます。
医師の許可も出て、悟が母佐和子らとともに外出しようというその時に、姿を変えた犯人の魔の手が迫ります。
相手からは悟の一挙手一投足が見えているのに、悟の方は相手の正体も知らない、ゆえに迫りくる危機も知らない。とにかく、クライマックスに向けて、怖さが、どんどんと高まる7巻なのです。
関連ページ:
三部けい『僕だけがいない街 6』
三部けい『僕だけがいない街 5』
三部けい『僕だけがいない街 4』
三部けい『僕だけがいない街 3』
三部けい『僕だけがいない街 2』
三部けい『僕だけがいない街 1』