つぶやきコミューン

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増田俊也・原田久仁信『KIMURA 4』
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『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』のコミカライズである、増田俊也作・原田久仁信『KIMURA vol.4』(双葉社)では、いよいよ木村政彦の柔道界最大のライバルである、阿部謙四郎との対決がテーマとなる。

かつて天覧試合で木村の師である牛島辰熊が破れたのが、阿部の師である栗原民雄であった。宮内省皇宮警察武道大会の五段選抜試合は、木村にとっては、いわば師の無念を晴らす絶好のチャンスであった。

講道館八人抜きの木村ともてはやされ、阿部と並び称されたものの、まだこのころの木村は未熟だった。力に任せて押しの一手の剛の木村に対し、蝶のように軽やかに相手をいなしさばく柔の阿部。あろうことか、阿部の動静に気をとられた木村は、ノーマークの相手にまで一本勝ちを許してしまう。そして、迎えた阿部との対決でも、木村の大外刈りが通用しない。

このままでは木村は阿部には勝てんッ!

師匠の牛島も、両者の力の差を冷静に分析していた。

屈辱的な敗北を喫した木村は、熊本への帰ろうかというほど落ち込む。

木村を負かせた阿部の強さの裏にあったのが、植芝盛平と合気道の存在である。怪力だけでは勝てない存在があることは、木村がかの塩田剛三に腕相撲で勝てなかったことが証明していた。

やがて敗北から立ち直った木村は、しなやかで強靭な竹を相手に夜な夜な練習に励む。さらに蝋燭を刈り足で消すという伝説の猛特訓まで。

しかし、まだ未完の大器であった木村は、またしても無名の相手に敗北を喫してしまう。牛島が見抜いた木村の弱点とは?果たして、木村は阿部に雪辱を晴らすことができるのか?

おりしも、2・26事件が起こったころ、再び木村は阿部と対決の機会を得るのだったが…。

未完の大器が完成の域に至るまで、青年木村政彦の苦悩と特訓の日々は続く。

関連ページ:
増田俊也・原田久仁信『KIMURA 3』
増田俊也・原田久仁信『KIMURA 2』
増田俊也・原田久仁信『KIMURA』0&1



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