つぶやきコミューン

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諫山創『進撃の巨人 13』
JUGEMテーマ:自分が読んだ本 文中敬称略
 
なぜ個体差が大きく違う巨人の弱点が皆同じ大きさなのか…
「縦1m横10cm」には何が該当するのか……
もしそこに人の大きさのままの一部があるとすれば……それは
「脳から脊髄」にかけての大きさに当てはまります
そこを切除されるとそこだけ修復されずにすべての機能を失うのは
それが巨人の物質とは独立した器官であるからでしょう

(『進撃の巨人 13』)



諫山創『進撃の巨人』の13巻は、二組の巨人に調査兵団が加わった三つ巴の戦いという活劇シーン満載の12巻とは対照的に、動きの少ない謎かけ編です。

何とかエレンを奪還したものの、兵力の大半を失った調査兵団の帰還。壮絶な戦いの中で、団長のエルヴィンは片腕を失い、ミカサもあばら骨が折れて動けない状態に。

周囲の目も冷たいものがありました。そんな中で、実は巨人たちの動きを操ることができるのではないかという可能性が浮上します。エレンたちは、何とかウォール・マリアを奪還する起死回生策を生み出せないかと考えます。本来ウォールは、巨人が硬質化する際にできる物質で固められている、エレンが巨人に変身する時に、その物質を生み出せれば、それでウォールの破れ目を塞ぐことができるのではないか、そう考えるのです。

そのために、いくつかの実験を自ら買って出るエレンだったのですが・・・

他方、ヒストリア・レイスという本来の名前に戻ったクリスタは、自分を捨てて去ったユミルの裏切りに傷つきながら、呪わしい過去を振り返るのでした。

エレンもクリスタも、巨人に関する重大な秘密を握っているようで、彼らを手に入れようとする敵が途絶えることはなく、その所在の秘密を手に入れるために、周囲の人にも魔の手が忍び寄ります。

行方不明のラガコ村の住民の数が、ウォール内で討伐された巨人の数と一致することの恐るべき意味とは?

エレンは本当に巨人たちの動きを支配できるのか?そして、ウォ―ルを修復することができるのか?

クリスタの暗い過去の記憶に秘められた秘密は何か?

彼らの秘密を手中にし、この世を支配するのは誰なのか?

いよいよ物語を支配する構図の全体が、霧の中から現れてきた感じですね。

いろいろ謎がありすぎて、紹介するのに困る『進撃の巨人』13巻です。

関連ページ:
諫山創『進撃の巨人 12』


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