つぶやきコミューン

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荒川弘『銀の匙 Silver Spoon 11』
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実写映画化も決定し(2014年3月7日公開)、ベストセラー街道をひた走る荒川弘『銀の匙 Silver Spoon』もあっという間に、11巻となりました。

2月となり、新入生は寮を出るか、上級生の寮に入るかの選択を迫られる時。そして、3年生は、卒業を前に、進路の明暗が分かれる時期です。

八軒勇吾の心に去來するもう一つの雑念とは、バレンタインのチョコレートでした。しかし、スーパー鈍感娘の御影アキには、ストレートに伝えてもわからない。

見るに見かねた周囲が気を利かせ、あれこれと画策するのですが、その行方はいかに?

その御影アキは、勇吾の指導のかいもあって、順調に成績を伸ばしているようで、先生との面談では新たな可能性も浮上してきます。

寮を出て、下宿すると決心した勇吾の中では、しだいに固まりつつある将来のビジョンがありました。

それは、起業すること。みんなで作った酪農製品をブランド化し、販売することができるような企業を作り、家の借金に苦しむ友人たちにも明るい未来を与えることができるようにすること。

大きく広がる思いのたけを、父親に正面からぶつける勇吾。しかし父親の反応は…

終業式を前に、寮生に対し校長先生が話したのは、またしても銀の匙の話でした。

校長先生はこう言います。

―みなさんはその銀の匙を作っている人のことは考えたことがありますか?

さらに奥深い世界が解き明かされます。

エゾノー入学後一年が過ぎ、大人への階段を、一歩また一歩と上がっている勇吾とアキですが、まだ夢の実現までには多くの越えるべき壁があるようです。しっかりしてきたようで、最後でドカンと大失敗をやってしまい、周囲をがっかりさせるのも、八軒クオリティということのようです。
 
関連ページ:
荒川弘『百姓貴族 3』
荒川弘『銀の匙 Silver Spoon 10』


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