つぶやきコミューン

立場なきラディカリズム、ツイッターと書物とアートと音楽とリアルをつなぐ幻想の共同体
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今月買った本(2020年2月)

JUGEMテーマ:自分が読んだ本  文中敬称略

 

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2月28日

 

サンドラ・ヘフェリン『体育会系 〜日本を蝕む病〜』(光文社新書)Kindle版

ドイツ人の父親と日本人の母親のハーフであるサンドラ・ヘフェリンは、ロンドン生まれのドイツ育ち、日本を拠点にして活動する作家です。世界を自由に動く彼女の視点から見て、日本のおかしな部分は根性論とか、精神論で不可能を可能にしようとする「体育会系」のマインドセットであり、それは日本社会の至るところに現れます。アメリカやヨーロッパにも、「やればできる」というポジティブな思考は存在しますが、日本の場合、それが本人の主体的な意志よりも、周囲の同調圧力が先行し、パワーハラスメントへと向かいがちな点が異なります。

 

石塚真一、NUMBER8『BLUE GIANT SUPREME 10』Kindle版

ジャズのサックス奏者、宮本大の活躍を描くコミック『BLUE GIANT』の海外篇です。イギリスのノーザンプトンで開かれるロックフェスティバルに出場することになった大とナンバー5のメンバー。彼らを迎えるのは、聴衆の冷ややかな視線、完全なアウェイの状態で、演奏に臨みます。大をライバル視するアーニー ことアーネスト・ハーグリーブスたちのグループもまたこのフェスに出場することになっていましたが、ロックの大御所とやらかしたアーニーのせいで、波乱含みのスタートに。はたして彼らの音楽はロックファンに通用するか?そして観客を沸かせ、魅了できるのはどちらか?

 

 

2月27日

 

小梅けいと、アレクシェーヴィチ『戦争は女の顔をしていない 1』Kindle版

ノーベル賞作家アレクシエ―ヴィチの代表作のコミカライズです。1941年の独ソ戦争で動員された女性たちの生活を、一人一人クローズアップする形で描いたドキュメンタリーです。こうしたノンフィクションのコミカライズ作品においては、原作では数行で片づけ、細かく説明されていない周囲の風景、建物、一人一人の顔まで、資料で調べながら、調べきれない部分は想像で補いながら、描かなければならない漫画家の力量には常に感心せざるをえません。

 

 

2月21日

 

佐々涼子『エンド・オブ・ライフ』(集英社インターナショナル)

『エンジェル・フライト』『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場 』に続く佐々涼子のノンフィクション作品。多くの患者を看取り続けた看護師を、ある日告げられたがんの宣告ーそれもすい臓がんーより物語は始まります。いったん、読み始めると引き返せない力あふれる作品です。

 

小野俊太郎『ガメラの精神史』(小鳥遊書房)

発売直後はあっという間に売り切れになり買いそびれていた本です。在庫復活に気づき、ようやく購入。東宝のゴジラと並ぶ大映の特撮怪獣ガメラ。昭和40年に生まれ、大映倒産後も会社を変えながら作られ続けた12作のガメラ映画の変遷を追いながら、時代の精神の変遷を同時に読み解きます。

 

鎌田東一『南方熊楠と宮沢賢治』(平凡社新書)

並ぶ者のない博覧強記ぶりを示した天才南方熊楠と、詩人として童話作家としてのみならず農本主義の改革者としても今もなお根強い人気を集め続ける宮沢賢治、二人の巨星の比較評伝です。南方熊楠が水平に広がり続ける「横一面男」とすれば宮沢賢治はひたすら天空の高みをめざす「縦一面男」と著者は評しています。

 

岩本ナオ『マロニエ王国と七人の騎士 4』(フラワーコミックス)Kindle版

 

中世のヨーロッパを舞台とした騎士道ファンタジー。一人一人異なる特殊な能力を持つ七人の兄弟が、違った風土や習慣の王国を巡りながら、同時に伴侶を探すというラブストーリーをからめた冒険物語。4巻では五男の獣使いが人探しで「生き物の国」を訪れます。人物や、舞台となる国、城などの設定がしっかりしているので読みごたえのあるコミックです。

 

池上遼一、工藤かずや『信長』(1〜8巻)Kindle版

2月27日まで8巻84円という破格のセールになっていたので、まとめて購入しました。ファンタジー的な解釈が多い歴史漫画の中にあって、史実を忠実にたどりながら描いた群像劇となっています。人物の造形は、いつもの池上スタイルですが、一つ一つの城や町の描き分けなど、時代の再現でも見るものがあり、画力の凄みを感じさせるコミックです。

 

2月18日

 

若松英輔『考える教室 大人のための哲学入門』(NHK出版)

この日のKindle日替わりセールの対象となっていたので購入しました。作家若松英輔による哲学案内ですが、ソクラテスやデカルトだけでなく、ハンナ・アーレント『人間の条件』と吉本隆明『共同幻想論』の組み合わせが新鮮だと思いました。

 

荒川弘『銀の匙 Silver Spoon 15』(少年サンデーコミックス)

北海道の農業高校を舞台とした青春ものの完結編。前の14巻は、2017年の8月でしたから2年半ぶりの新刊です。ついに八軒勇吾も、御影アキも卒業することに。だが、その前に八軒にも大学入試と苦手な父親の壁が立ちはだかります。

 

 

2月17日

 

新川直司『さよなら私のクラマ― 11』(少年マガジンコミックス)Kindle版

埼玉県の高校を舞台とした女子サッカーの世界を描く青春もの。 の覇者興蓮館を相手に善戦するも、エース曽志崎緑が退場となり、一気に得点差が広がります。巻き返しをはかりたいワラビーズ顧問深津の秘策は果たして興蓮館に通用するのか?

 

西尾維新、大暮維人『化物語 8』(少年マガジンコミックス)Kindle版

西尾維新の代表作。物語シリーズを、大暮維人がコミカライズした注目作。蛇に憑かれることとなった中学生千石撫子を救うために阿良々木暦の身体を張ったバトルの行方は。さらに、羽川翼、忍野忍との出会いが語られる後半は、物語シリーズきっての佳境です。

 

2月16日

 

町田康『しらふで生きる 大酒飲みの決断』(幻冬舎単行本)Kindle版

以前から気になっていましたが、幻冬舎の電本フェス 第二弾でKindle版が手ごろな値段となっていきので購入。名うての酒豪であった芥川賞作家町田康が、自らの禁酒に至る経緯とそれからの生活変化を語ったエッセイです。四年前の年末に突如「酒をやめよう」と決意した町田康。いったい彼の身に何が起こったのか?

 

2月13日

 

岩田健太郎『「感染症パニック」を防げ! 〜リスク・コミュニケーション入門〜』(光文社新書)Kindle版

感染症が流行した時に重要なのはパニックにもならず不感症にならず、適度に恐れること。神戸大学教授岩田健太郎による感染症流行時のさまざまな立場の人間の対処方法や心構えを、感染症とリスクコミュニケーションの二つの専門家の視点からまとめた本です。炭疽菌によるバイオテロ、SARS、新型インフルエンザ、深刻な感染症への対応する経験の中から得られた教訓は貴重。今まさに読まれるべき一冊です。

 

二ノ宮知子『七つ屋志のぶの宝石匣 10』Kindle版

宝石の持つオーラを見抜くことのできる質屋の娘倉田志のぶと、質草として預けられた北上顕定と宝石をめぐるラブコメテイストのミステリー。虎徹の探す晴子は本当に母親なのか、そして出生の秘密の手がかりとして顕定の探す宝石の謎も、江戸時代まで歴史を遡ることに。志のぶの大胆な行動と言い、10巻まで来ても先のまるで見えてこない『七つ屋志のぶ』です。

 

米澤穂信『秋期限定 栗きんとん事件 <小市民シリーズ>』上、下(創元推理文庫)Kindle版

高校を舞台としたミステリー<小市民シリーズ>の第三作。これで、シリーズコンプとなりました。コンビを解消した小山内ゆきと小鳩常悟朗は、それぞれ別の相手と交際を始めます。そんな折、学校周辺では連続放火事件が発生、その謎解きに乗り出したのが、小山内の交際相手の瓜野でした。はたして謎を解くのは誰か?そして、犯人は?二人の特異なキャラクターと、周囲の込み入った人間関係が、事件の謎解き以上に読ませる力作となっています。

 

 

2月12日

 

米澤穂信『巴里マカロンの謎 <小市民シリーズ>』(創元推理文庫)Kindle版

お菓子に関する謎を、推理力抜群の小山内ゆきと小鳩常悟朗のコンビが解く<小市民>シリーズの第4作。11年ぶりの新作です。作者のストーリーテリングのレベルは格段に上がり、シンプルでありながらも思わずうなりたくなるような鮮やかな四つの謎解きは見事というしかないです。その後、勢いで<小市民シリーズ>第1作の『春期限定 いちごタルㇳ事件』と第二作の『夏期限定 トロピカルパフェ事件』もKindle版で買ってしまいました。

 

2月10日

 

あだち充『MIX 16』

紙の版がコンビニの店頭に出ていたので衝動的に購入。『タッチ』から30年後の明青学園を描く高校野球コミックです。高校2年の夏、いよいよ都の予選が始まり立花投馬と走一郎の兄弟バッテリーを擁する明青はシード校に。けれども、第二戦の先発は注目の立花投馬ではなく…

 

2月8日

 

手塚治虫『W3』Kindle版

手塚治虫の不朽の名作を大人買い。地球人を生かすか滅ぼすかを判定するために送り込まれた宇宙人たちの活躍を描くSFコミック。子どものころ読んで、タイムパラドックスを使ったラストにものすごく感動、感心した覚えがあります。ストーリーの細かい部分は忘れても、ギャグの台詞は意外に覚えていてびっくりしました。

 

2月4日

 

マツキタツヤ、宇佐崎しろ『アクタージュ act-age 10』(ジャンプコミックス)Kindle版

役柄になりきることに天才的な才能を発揮する女子高生女優夜凪景を主人公とした芸能物です。舞台「羅刹女」で、人気No.1の百城千世子と対決することになった夜凪景。山野上花子が、語った自らの過去は、夜凪の心に火をつけますが、相手役の王賀美陸はあくまで自分であり続けようとします。はたして、この勝負に景は勝てるのか。

 

大場つぐみ、小畑健『プラチナエンド 12』(ジャンプコミックス)Kindle版

全世界が注視する神候補を選出するバトルの中で、偽物の神など不要とノーベル賞学者の米田教授は、自らを含め候補全員が死ぬ計画を実行しようとします。それを架橋明日たちは阻止することができるのか。いよいよクライマックスに、物語は突入します。

 

2月1日

 

Tak.『書くための名前のない技術 case 3 千葉雅也さん』Kindle版

アウトライナーの伝道師たるTak.が『勉強の哲学』『アメリカ紀行』『デッドライン』などの著作を持つ哲学者千葉雅也へのインタビューで、WorkFlowyや、Ulysses、Wordの使い分けやTwitterの活用などその制作術の秘密に迫ります。十代のころから製作のビジュアルにはこだわり続けてきた千葉のエピソードなども明らかに。物を書き上げるためのヒント満載の一冊です。

 

住野よる『また、同じ夢を見ている』(双葉文庫)Kindle版

『君の膵臓を食べたい』が250万部を超えるベストセラーとなった住野よる。フタスペで、Kindle版が半額となっていたので『よるのばけもの』ともども購入しました。リストカットの女子高生、孤独な余生を楽しむ老女など、女性たちの幸せ探しをめぐる物語です。

 

住野よる『よるのばけもの』(双葉文庫)Kindle版

夜な夜な化け物に変身してしまう僕と、夜の学校で遭遇してしまったクラスメイトの矢野さつき。これはいわば、現代版「美女と野獣」の物語でしょうか。

 

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