JUGEMテーマ:自分が読んだ本 文中敬称略
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2月20日
新川直志『さよなら私のクラマ― 5』(講談社)18/2/16
女子高校サッカーの世界を描く『さよなら私のクラマ―』、最新刊の5巻がコンビニの店頭に並んでいたので買いました。曽志崎緑の中学時代の先輩鹿島千花のいる浦和邦正と戦うことになったワラビーズ。引き寄せかけた流れをアダこと安達太良アリスの活躍によりひっくり返されます。他方、昨年の覇者久乃木学園の前に思わぬ伏兵が。「私たちは強くなる」というのはどこかスラムダンクぽいですね。
新海誠、山口つばさ『彼女と彼女の猫』 (講談社)Kindle版 16/8/23
新海誠のデビューアニメ映画のコミカライズです。原作は見てないのですが、ネコマンガ特集で270円になっていたので買いました。就職したばかりの一人暮らしの女性の孤独を、猫の視点から描きます。リアルに迫るので、結構、きっついところのある作品です。
2月19日
佐藤秀峰『特攻の島 9』Kindle版 18/2/16
9巻が最終巻です。完結記念で1〜8巻までは期間限定無料キャンペーンをやっていますが、この9巻も半額程度の特別価格でした。『特攻の島』は人間魚雷回天の話ですが、それまで出撃に失敗し生きのび続けた渡辺が最後の出撃を行います。そして迎える終戦。原爆を投下された広島の描写がとにかくすごいです。片渕須直のアニメーション映画『この世界の片隅に』の広島と双璧で、一連の絵を見るためだけでも買って損はない究極の画集となっています。さらに、渡辺が残した一冊のスケッチブックに残されたものは?これも作者の画力の粋を集めた力作ですね。
2月18日
前田裕二『人生の勝算』(幻冬舎)Kindle版 17/6/29
News Picks Bookのセールで4冊目ですが、ここまでは初めから購入予定でした。小学生時代からの路上ライブを重ねてきた、個人の経験に根ざした本なので、他の本の雲をつかむような内容とはまったく異なり、想像力をはたらかせなくても実感できる文章です。
2月17日
大鹿靖明『東芝の悲劇』(幻冬舎)Kindle版 17/9/20
東芝の崩壊の真相を描いた調査報道ドキュメンタリーです。前から気になっていたタイトルでしたが、Kindleの日替わりセールで599円になっていたので即座に購入しました。2月22日まで幻冬舎のセールで691円のようです。
2月13日
出口治明・楠木健・猪瀬直樹ほか『リーダーの教科書』(幻冬舎)Kindle版 2017/4/28
セール中のNewsPicksBookの中ではピカイチのレベルの高さを誇る読書案内です。この内容で718円は安いです。出口治明や猪瀬直樹といった信頼できる読書通のブランドが揃っているので、安心して読めますが、中の本を購入しようとするとお金がかかるので要注意です。
あだち充『MIX 12』(小学館)2018/2/9
あだち充安定の高校野球漫画。『タッチ』から読んでる世代、『H2』から読んでる世代、『クロスゲーム』から読んでる世代と読み方はそれぞれですが、上杉達也の悪友であった原田正平登場でいよいよ次巻あたりから盛り上がりそうな予感がします。
2月12日
尾原和啓『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』(幻冬舎)Kindle版 2017/9/27
生まれたときからすべてがすでにある世代、ハングリーになれない世代のモチベーションのあり方を解説しています。落合陽一と、かなりの部分の考え方を共有しているので、入りやすい内容です。
山本崇一郎『からかい上手の高木さん 8』(小学館)Kindle版 2018/2/9
相変わらず高木さんに翻弄され続ける西片ですが、悪意あるからかいではなく好意あるからかいなので安心して見ていられます。この手の少年には実際にはありそうもない夢物語。
2月10日
佐藤航陽『お金2.0』(幻冬舎)Kindle版 2017/11/29
仮想通貨やフィンテックなどお金の新しいあり方を解説した本。幻冬舎の電本フェス(〜2/22)で50%OFFとなっているので購入。NewsPicksBookは気になるタイトルが多いので、この機会に何冊か購入してみようと思っています。
2月8日
高橋哲哉『デリダ 脱構築と正義』(講談社学術文庫)Kindle版
ジャック・ラカン『二人であることの病い パラノイアと言語』(講談社学術文庫)Kindle版
どちらもこの日までの講談社のポイント還元セールに目がくらんで買ったもの。フランスの哲学者でポストモダン思想を代表するデリダは難解なせいか、日本ではこの本くらいしか全体像を扱った本はないようです。精神分析の大家で、構造主義の一翼を担うとされるジャック・ラカンは、学生時代いきなり『エクリ』を原書で読破しようとしてさっぱりわからなかった記憶があります。これはそれ以前の著作で『エクリ』よりはわかりやすいようです。
板垣恵介『刃牙道 20』(秋田書店)Kindle版
現代にクローン技術とイタコの口寄せで宮本武蔵を蘇らせるという発想は悪くなかったものの、素手の闘技者を二刀流と戦わせたり、さえないB級キャラの本部以蔵を武蔵に勝たせたり、なんだかな展開が続き、食傷気味だった『刃牙道』。ようやく刃牙との地下闘技場の対決に。20巻では、それまでの間にいかに刃牙がレベルをアップさせたかということを示すために、あちこちの達人を訪ね歩くわけですね。
2月7日
畠山理仁『記者クラブゲリラ戦記』(扶桑社新書)Kindle版
これも新書フェアで237円となっていたもの。紙の本は発売直後に買った記憶があるが、行方不明(たぶん段ボール箱の中)。著者は2010年に出版したころはそれなりに勢いがあったのですが、自由報道協会内のゴタゴタで貧乏くじをひいた格好。その後しばらくは取材費にも困る日々を数年間送る。『黙殺』が開高健ノンフィクション賞を獲って本当によかったです。
2月6日
木村草太『憲法の創造力』(NHK出版新書)Kindle版
2月15日までの新書フェアの対象で、309円と安かったので購入。木村草太は少し前に買ったAKB48との『日本一やさしい政治の教科書できました。』でおそろしく整然と物事を考えることがある人だと、舌を巻いた記憶があります。
2月3日
いしいひさいち『現代思想の遭難者たち』(講談社学術文庫)Kindle版
昔気になっていながら買いそびれていた本です。講談社の50%ポイント還元セール(〜2/8)がスタートしたので、購入しました。ハイデガーとかウィトゲンシュタインとか、デリダとか難解な哲学者たちの人生のエピソードや思想の骨子をそれぞれ数本の4コママンガで紹介した本です。私も現代思想は好きでそれなりに詳しい方ですが、それでも読んでいない思想家・哲学者は多く、とても勉強になります。
2月2日
篠原健太『彼方のアストラ 5』Kindle版 2018/2/2
『スケットダンス』の篠原健太のSF宇宙ものの完結編です。『スケットダンス』の後、何を描くか結構迷ったようで、意欲的な挑戦作ですが、舞台を宇宙に変えた青春ものとも言えるでしょう。
あさのゆきこ『閃光少女』1,2 Kindle版
KADOKAWAの75%OFFのセール でKIndle版が各149円と安かったので買ってみました(〜2/15)。『東京シャッターガール』みたいな話かと思ったら、少し違って学校を舞台にした部活動ものでした。主人公がコミュ障の写真家崩れの青年で、写真部顧問という設定です。場所を巡るのではなく、花マクロとか星野写真とかシーン別の解説があって、撮影のテクニックも紹介されています。
2月1日
落合陽一『日本再興戦略』(幻冬舎)
これは紙版の方で、本日到着。電子版はすでに読み終えていましたが、ページ数の表示がないので、レビューの引用チェックに使いました。
関正生『サバイバル英文読解 最短で読める!21のルール』(NHK出版新書)Kindle版 17/6/12
セールで100円になっていたものを駆け込み的に購入。この手の新書は、最近ほとんど使っていない英語がさび付かないようにするのに、活用しようと思っています。