つぶやきコミューン

立場なきラディカリズム、ツイッターと書物とアートと音楽とリアルをつなぐ幻想の共同体
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今月買った本(2019年1月)1月21日更新

文中敬称略

 

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1月21日

 

迫稔雄『バトゥーキ』1、2 Kndle版

『嘘喰い』の作者による、ブラジルの格闘技カポエイラと出会った少女の自分探しの物語です。物語は、一人の少女が公園で出会ったホームレスに踊りにしか見えない謎の格闘技を教わるところから始まりますが、血のつながらない彼女の両親自身が、実はカポエイラとの浅からぬ縁があったという設定です。異様に解像度の高い絵で、ブレイクダンスにも似たカポエイラのリズミカルな動きをよく表現しています(実はブレイクダンス自体がカポエイラの影響を受けています)。

 

 

1月20日

 

鴻巣友季子『100分 de 名著 マーガレット・ミッチェル 風と共に去りぬ』(NHK出版新書)

すでに二回分放映が終わっている「100分 de 名著 風と共に去りぬ」のテキストですが、スピノザの回は入手できたた近所の本屋でも品切れになっていたので、Amazonで取り寄せました。英米の女性文学は、読む著者と読まない著者が分かれていて、ミッチェルは読まない方の作家でしたが(読む方の代表例はエミリー・ブロンテ)、鴻巣友季子の解説は、長い、通俗的、ハリウッド的なイメージで敬遠してきたミッチェルとの距離を一気に縮めてくれそうです。

 

 

1月19日

 

かっぴー、nifuni『左ききのエレン』4〜6 Kindle版

こちらは左ききのエレンのリメイク版です。1〜3はどうも面白くないなと思いましたが、要するに汐留最寄りの新橋の居酒屋のサラリーマンの職場の愚痴のようなものだからです。みなそれぞれにサラリーマンの世界に過適合してしまって、男性の中に純粋なアーティストは一人もいません。4巻以降が盛り上がるのが、業界にとってのアウトサイダー的な山岸エレンと岸あかりが話の中心になるからですね。

 

西尾維新、大暮維人『化物語4』Kindle版

西尾維新の代表作とも言える化物語のコミカライズ第4巻。この「するがモンキー」編では、戦場ヶ原、八九寺真宵、羽川翼に続く怪異持ちの女性キャラとして神原駿河(かんばるするが)の登場です。ショート系の美少女で、バスケ部のキャプテンという設定ですが、戦場ヶ原ひたぎを崇拝し、そのため主人公の阿良々木暦にからんできます。

 

 

根本知『読むだけで「うまい」と言われる字が書ける本』Kindle版

50%OFFのビジネス書フェア(〜1/28)の対象本でした。自分の字があまり好きになれないのは、とめはねなど書道の基本ができてないからでなく、バランスがよくないからです。手本から離れてもきれいに見える字が書けるには、スペースの幅を揃えたり、三本並んだ線の向きを書き分けたりと、この本の前の方に書いてあるバランスのポイントをマスターする必要がありますね。

 

 

1月17日

 

かっぴー『原作版 左ききのエレン』1〜10 Kindle版

天才になれなかったクリエイティブ世界の住人光一と、天才画家エレンを中心に、いくつもの時代を往復させながらクリエイティブの世界を描く、かっぴーの出世作です。期間限定で1冊5円、10巻50円のセールとなったので、まとめ買いしました。全11巻Kindle Unlimitedでも読めるのですが、同時に10冊までという制限があるので、読んだ巻から順に外してゆかねばならず、読み返そうとすると面倒なので、投げ売り価格のセールがあればまとめ買いしておいた方が便利です。絵は、ネーム段階のように、下手ですが、感情がストレートに表現されて味があります。話はいいけど、この絵には付き合いきれないという人が、nifuneによるリメイク版を買うよう促すためのセールでしょう。

 

 

1月16日

 

小松左京『果しなき流れの果に』Kindle版

SF作家小松左京の代表作の一つです。中生代の地層から発見された永遠に減らない砂時計より物語は始まります。壮大なスケールで、異世界の時間と空間をめぐる戦いを描いた、傑作SFです。以前買ったことがあるものの読み終えないうちにどこかへ行ってしまいました。KADOKAWAのセールで、半額となったので、買いました。

 

 

1月12日

 

原田まりる、荒木宰『ニーチェが京都にやってきて、17歳の私に哲学のこと教えてくれた。中』Kindle版

原田まりる「二―哲」のコミカライズの中巻です。上巻では登場する哲学者もニーチェとキルケゴールだけでしたが、この中巻ではそれにショーペンハウエル、サルトルのほか、音楽家のワグナーやニーチェの愛人と噂されたルー・ザロメも加わります。ビジュアルは、ほとんど本人とは似ていないマンガのキャラクターで、哲学者の中身(本質)を表現するという高いハードルをどうクリアするかが見ものです。

 

 

1月11日

 

えらいてんちょう『しょぼい起業で生きていく』(イーストプレス)Kindle版

えらいてんちょうの存在を知ったのは、イスラーム法学者の中田考が、リサイクルショップ「落穂拾」の店番をしていて、面白そうな店だなあと思ったことがきっかけでした。その後、イベントバーエデンを開き、さらにあちこちにも支店を出したり、居抜きで学習塾や語学教室を開いたりもしました。相談相手が自分や周辺業者の取り分を盛り込んだために、商いが本来持っている敷居の低さやうまみが失われた世の大勢を、原点へと引き戻してくれる、目から鱗が落ちまくりの本と言えるでしょう。

 

 

1月7日

 

落合陽一『日本進化論』(SB新書)Kindle版

少子高齢化で撤退戦を余儀なくされる日本社会の抱える課題を、テクノロジーで解決すべく、さまざまな分野のソリューションをラフに語った本です。落合陽一の凄い点は、社会的な問題の多くに対して正面から解答するという、ミシェル・フーコーがもはや時代遅れとした、かつての「普遍的知識人」の役割を自らすすんで担おうとしている部分です。専門外の分野に口出しする異種格闘技路線は、必ずその分野の住人からは知識や常識の隙をついて叩かれます。そうした声をスルーするわけでもなく、感情的に反発するわけでもなく、フィードバックとして自分の中に取り入れ、長期的にレベルアップにつなげてゆこうとする姿勢が、落合陽一を評価するゆえんです。もちろん、なんでもかんでも口を出すわけではなく、学者×教員×アーティスト×起業家という自分の専門分野の組み合わせで視界が効く部分にしか発言していないわけですが、フィードバックの積み重ねに加え、コミットメントの領域を日々増やし続けているために、ある時点では勉強不足と感じる分野でも、次になるとその穴が目立たなくなるということが生じるのです。

 

 

1月6日

 

1月4日までのAmazonの初売りセールでまとめ買いした本が到着。3冊以上で5%のポイントアップに目がくらみました。

 

坂口恭平『建設現場』(みすず書房)

坂口恭平の小説はほぼ発売日に購入するのですが、この本だけはあまりの高さにびびって、即座に買うことができなかった本です。

小説作品では、一冊ずつ異なる極北の言語空間を構築するため、あまり数もはけず、このような価格設定になったのでしょう。わけのわからない崩壊が進む建設現場の世界は、どこかしらカフカのようであり、会話は進み、作業は進むのに、まったく物事は進行しない不条理な世界が広がります。

 

落合洋司『ニチョウ 東京地検特捜部特別分室』(朝日文庫)

元検察官の弁護士で、テレビドラマの監修を行ったり、事件に関して新聞にコメントを出したり、定食屋のなか卯に出没したり、アップルストアの売り出しで行列するなど多彩な活動で人気の落合洋司の初の小説で、検察官時代のキャリアを活かしたドラマ。法務省とのしのぎを削る中で、現役検事の関与が疑われる殺人事件が起き、ニチョウと呼ばれる検察内の新組織のリーダーがその真相を迫るという設定です。どこで身につけたのかと思うほど、人物の設定や描写も神経がゆきわたっています。

 

橋爪大三郎・中田考『一神教と戦争』(集英社新書)

現代思想に詳しい社会学者の橋爪大三郎と、イスラーム法学者の中田考の対談本です。イスラームを外側からではなく、内在的に理解するには、やはり中田考の本を読むのが一番ですが、対談の相手が異なれば切り口も、話の展開や緊張感も違ってきます。今回も

、予定調和な流れにならずに、スリリングで白熱した議論が期待できそうです。

 

 

1月5日

 

村上世彰『いま君に伝えたいお金の話』Kindle版

この日のKindle日替わりセールで499円のセール価格になったので、購入しました。基本、安売りには弱い方です。村上ファンドの村上世彰が、お金の性質や使い方を、十代の子どもたちにもわかるように、平易な言葉でまとめた本です。十代のうちに、なくても困らないお小遣いを投資するのは、成人してから生活費の中で工面して投資するよりもハードルが少ないと著者は言います。アメリカやヨーロッパに比べると遅れているマネーリテラシーの教育にはよい本でしょう。

 

 

1月4日

 

出水ぽすか、白井カイウ『約束のネバーランド 12』Kindle版

鬼退治を遂げた後、シェルターにこもったエマたちは、支持者との連絡をとりながら、次第にインディージョーンズさながらに周囲の探索を行います。しかし、GF(グレイスフィールド)に残った子どもたちにも、彼女たちの身にも大きな危機が迫っているのでした…やはり、残された子どもたちに迫る危機の方がこわいですね。

 

 

1月3日

 

高野史緒『グラーフ・ツエッペリン 夏の飛行』Kindle版

Kindle Unlimited で読んだらよかったので、セール期間中に購入。土浦の町を舞台にしたファンタジーですが、VRによって過去の土浦とそれから現在に至るまでの土浦が、何段階もの層になって重なり合います。多元宇宙を扱っているように見えますが、聖地巡礼が可能なご当地物のファンタジーとも言えるでしょう。

 

1月1日

 

 

堀尾省太『ゴールデンゴールド 4』KIndle版

尾道沖瀬戸内海に浮かぶ小島に起こる怪奇譚です。座敷童のように、それが出現した家は豊かになると言われる黄金の地蔵のようなフクノカミ。けれども、富がもたらされるだけでなく、失われるものもあるようでした。そして、どうやらフクノカミは一人ではないようです。もしも、仲間が増えていったら、一体何が島に起きるのでしょうか。

 

大今良時『不滅のあなたへ 8』『不滅のあなたへ 9』KIndle版

不死であるだけでなく、出会った物や動物や人のかたちを再現する能力を持つフシ。その力を利用しようとするウラリス国のボン王子の手からなぜか逃れられません。そうするうちにも、「ノッカー」と呼ばれる怪物の魔の手は周辺に迫ります。それまで、姿こそジブリアニメの主人公の少年のようでありながら、人間の感情を理解できないがゆえにヒーローたりえなかったフシが、次第に人間的な感情を獲得し、それらしくなる展開で一気に物語は加速します。

今月買った本(2018年12月)12月27日更新

文中敬称略

 

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12月26日

 

片岡人生、近藤一馬、BONES『交響詩篇エウレカセブン』2-6 Kindle版

KODOKAWAのコミックスエース大祭で半額になったのを機に大人買い。エウレカは、エヴァ以上に作画や音楽のクオリティも高く特に好きなアニメでした。コミック版はテレビ放映50回分のアニメを6巻に短縮、レイとチャールズや、サクヤとノルブなどの大きなエピソードもカットされています。アニメを熟知したファンには不満が残るものの、同じスタッフであるため、作画で裏切られることはないです。

 

12月25日

 

セネカ『人生の短さについて 他2篇』(光文社古典新訳文庫)Kindle版

この日の日替わりセールで398円となっていたもの。ネロの師でもありながら、最後は非業の死を遂げた哲学者セネカの長く読み継がれてきた名著です。

 

小川一水『老ヴォールの惑星』(早川書房)Kindle版

SF作家小川一水の最初の作品集。未知の惑星の海でのサバイバルを描いた「漂った男」や、SFマガジン読者賞を受賞した表題作など珠玉の四篇からなっています。

 

 

12月23日

 

この日も梅田で昨日時間がなくて見つけられなかった本を購入。

 

堀江貴文『堀江貴文 VS 鮨職人』(ぴあ)2018/12/20

この本は本当に面白い!と、ホリエモンが自画自賛して話題になった本で、有名どころの鮨職人7名との激論をまとめたものです。炎上した案件をしっかり回収して、マネタイズにつなげています。

 

 

12月22日

 

所用で大阪まで出てきたついでに、大阪駅構内の二つの本屋を回って購入。


前田裕二『メモの魔力』(幻冬舎)2018/12/24

SHOWROOMの前田裕二が、習慣としているメモのノウハウを全公開した渾身の書。日常的なメモをどのようにアイデアに変えるか、深め抽象化するかなど、単なる書けば願いが叶うといったレベルとは違った高度な実践的テクニックがまとめられています。最大のキーワードは、やはり「自己分析」ですね。

 

千葉雅也、二村ヒトシ、柴田英里『欲望会議 超ポリコレ宣言』(角川書店)2018/12/21

本来は弱者を擁護し、より大きな自由を担保するためのポリティカルコレクトネスが、逆に自由を阻害し、本来擁護されるべき当事者までも縛りつける皮肉な結果となっている現状に対する処方箋と言える鼎談です。「欲望」やセックスをテーマに、それまでの「ねばならぬ」という枠がぶっとんでしまいそうな痛快きわまりない一冊です。
 

坂口恭平『COOK』(晶文社)2018/12/20

あるときは建てない建築家、ある時は小説家、あるときは画家、あるときはミュージシャンと多彩な才能を発揮しながらも、躁鬱病(双極性障害)に苦しむクリエイター坂口恭平が、自らの治療もかねて取り組んだ日々の料理を、写真と手書きのレシピやイラストとともにまとめた美しい装丁の本です。読んでいるうちに、自分でも料理したくなるだけでなく、心が癒されるなど、不思議な力を持っています。
 

小川仁志『ジブリアニメで哲学する』(PHP文庫)2017/7/18

哲学者小川仁志によるジブリアニメ論です。『風の谷のナウシカ』から『風立ちぬ』まで、10作品をそれぞれ5つのキーワードでまとめる中で、しだいにジブリアニメの全体像が浮き上がってくる構成です。たとえばナウシカでは「風」「虫」「腐敗」「谷」「自然」がキーワードとなっています。

 

『文學界 2019年1月号』(文藝春秋)

落合陽一と古市憲寿の対談(「平成」が終わり、「魔法元年」が始まる)が目玉となっている号です。近所の本で見つからなかったので、遅ればせながらの購入。他に、多和田葉子と温又柔の対談や、磯崎憲一郎の新連載「日本蒙昧前史」などが掲載されています。

 

12月21日

 

「News Picks Magazine Winter 2019 Vol.3」

硬派の教養路線をとっていたかに見えたNews Picks Magazineの第三弾は、「未来の子育て」ということで、落合陽一が長男とともにカバーストーリーに。国内のみならず海外のビッグネームまで並べた1、2号の充実ぶりに比べると、ほかの顔ぶれは、やや弱い気がします。私が編集者なら、羽生弓弦、藤井聡太といった若い世代のトッププレイヤーの教育環境を取材して今一つの柱にするでしょう。News Pcks Magazineに必要なのは、時に応じて、『Number』など別のジャンルの雑誌と張り合うような柔軟な規格の立て方だと思います。

 

 

12月20日

 

羽海野チカ『3月のライオン 14』(白泉社)

ひなちゃんをキープしながら林田先生と島田八段かのどちらかをあかりさんとくっつけようとする桐山零くんのもくろみは、ひなちゃんのつぶやきで秒殺されてしまいそうな楽しい展開です。さらに橋校の先生たちが出場する将棋職団戦では『ハチミツとクローバ』のあの人たちも登場してきます。

 

12月19日

 

原田まりる『アラフォーリーマンのシンデレラ転生』Kindle版

『ニーチェが京都にやって来て哲学のこと私に教えてくれた』の作者による転生物のファンタジーノベルです。ガールズバーで死んだサラリーマンが、記憶はそのままに十代の美少女アイドルに生まれ変わるという設定。男装アイドル出身者だけあって、アイドルの日常生活の解像度が高く、男性作家が想像やリサーチで書いた作品とは、ディテールのリアリティが一味も二味も違う作品となっています。

 

宮田珠己『ウはウミウシのウ シュノーケル偏愛旅行記 特別増補編』Kindle版

ウミウシやイソギンチャク、ヒトデなど、ただ奇妙な形の海棲生物を求めて、でも面倒くさいスキューバダイビングではなく、あくまでアクアラングにこだわりながら、フィリピンやバリ島、パラオ、沖縄や八丈島など、世界と日本各地を宮田珠己がめぐる旅です。

 

12月17日

 

内藤正典『限界の現代史』(集英社新書)

中東で起き、そこから世界へと広がった難民やテロ、そして大量虐殺や弾圧の問題は、国民国家や国連、EUなど20世紀までの既成概念のフレームがもはや限界に来ていることを意味しているのではないでしょうか。台頭するイスラーム諸国や、中国、ロシアなどの新たな帝国の動向から、世界の新しい流れをとらえ直そうとする試みです。

 

猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って 8』Kindle版

ファッション界を舞台にしてモデル志望の少女藤戸千雪とデザイナー志望の少年都村育人の物語です。それまで育人とともに歩んでいた千雪は、育人と離れ、モデルからデザイナーへの転向を望む長谷川心のモデルとなることで、芸華祭のファッションショーで育人と対決することに。はたして勝負の行方は?

 

12月15日

 

高田明典『難解な本を読む技術』(光文社新書)Kindle版

ウィトゲンシュタイン、ラカン、デリダ、ドゥルーズこのような難解な哲学・思想書を読む場合には、普通の本とは違った読み方が必要になります。どのように読み進めてゆけば「わかる」ようになるのか。詳細な実践例とともに、読者を本物の理解へと近づけてくれる良書です。

 

12月14日

 

新星出版社の電子書籍セール最終日なので、以下の料理本を購入。1冊100円でした。いずれも豊富な解説とともに、道具、調味料、素材、調理法まで詳しく解説した親切な料理本です。

川上文代『イチバン親切な和食の教科書』Kindle版

川上文代『イチバン親切な料理の教科書』Kindle版

川上文代『イチバン親切なイタリア料理・フランス料理の教科書 特別セレクト版』Kindle版

 

同じく100円で新星出版社の  

上田耕三『イチバン親切なデッサンの教科書』Kindle版

も購入。略画系ではなく、美大受験予備校のような本格的な内容。画材や所要時間によって描き方の変え方も学べます。

 

「まんがで読破」シリーズの最終日でもあったので、

セルバンテス、バラエティ・アートワークス『ドン・キホーテ −まんがで読破ー』Kindle版

Team バミンカズ『コーラン −まんがで読破ー』Kindle版

の2点を購入、99円でした。『ドン・キホーテ』は岩波文庫版を古本を揃えたら読もうとしてどうにも最後の1、2冊がそろわなかったもの。巷に伝えられているあらすじ以上の内容を押さえておきたいと思いました。『コーラン』は、偶像崇拝を禁じているため、ビジュアライズに危険が伴うイスラームの聖典をどのように処理したのか気になったためです。中村光の『聖☆おにいさん』も、仏教やキリスト教はギャグの対象にできても、イスラームに関しては、慎重な態度を崩していません。

 

12月12日

 

稲葉振一郎・筒井淳也・北田暁大・岸政彦『社会学はどこから来てどこへ行くのか』(有斐閣)

有名どころの社会学者四人による、社会学についての対談です。硬い出版社の硬い本のはずが、脱力するような表紙で話題になりました。

 

酒井若菜『うたかたのエッセイ集』(キノブックス)

女優にして、今や美しい文章の書き手としても知られる酒井若菜のエッセイ集。水道橋博士のメールマガジン『メルマ旬報』に連載されたエッセイのうち33編を収録したもの。

 

酒井若菜『こぼれる』(キノブックス文庫)

同じく酒井若菜が2008年に出した小説の再刊。不倫関係にある男女とその妻、想いを寄せる男、四人の視点から書かれています。

 

青木俊『消された文書』(幻冬舎文庫)

かつて『尖閣ゲーム』として刊行された小説に加筆訂正を経て改題されたもの。尖閣問題だけでなく、沖縄のオスプレイの問題など、現在の日本が置かれた様々な問題を集約させた情報小説です。

 

島崎和彦『アオイホノオ 20』Kindle版

島崎和彦の漫画家デビューの時代を語った自伝的コミック。雁屋哲の原作をもらい、ギャグ抜きで勝負しようとして編集者からNGをくらったモユル。大学の仲間たちが作成する映画を主演男優となって手伝うことになります。相手役との女優とのロマンスを期待しながら引き受ける燃でしたが…

 

 

12月11日

 

ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン『小学生のための正書法辞典』(講談社学術文庫)Kindle版

ヴィトゲンシュタインが、生前出版した二冊の本のうちの一冊(もう一冊は『論理哲学論考』)の初の邦訳です。大きな辞書を買えない生徒のために、簡略な辞典を作ろうとしたのが始まり。解説では、小学校教師時代のヴィトゲンシュタインの生活や、本書が成立したいきさつが詳しく紹介されます。本体自体は、ドイツ語の豆単のようなものですが、ヴィトゲンシュタインなりの工夫がなされています。

 

 

12月10日

 

佐藤航陽『未来に先回りする思考法』Kindle版 

AmazonのKindle本のセールで、安くなっていたので購入。未来を先取りする技術やツールが生まれるとき、社会に生まれるのはうまくいきっこないという否定的な意見。だが、飛行機も、Phoneも、Facebookも成功し、瞬く間に世界中に広がりました。未来を見通し、ビジネスを成功させるために必要なのは、未来予測の結論を知ることではなく、社会が進化するパターンを見抜くことなのです。

 

12月9日

 

三部けい『夢で見たあの子のために 3』Kindle版

『僕だけがいない街』の三部けいによるサスペンスミステリーです。知覚の共有ができる双子、千里と一登。幼いころ、犯罪に巻き込まれ離れ離れになった二人だが、再び知覚の共有が起き、千里は一登が生きていることを知ります。けれども、弟の手がかりを見つけ真実に迫ろうとすると、周囲には怪しい人びとの影が。そして疑惑が生まれます?一登は犯罪者の仲間になってしまったのか?

 

 

12月7日

 

幻冬舎文庫の大セールで、値ごろ感も手伝って、一気にまとめ買い。

 

川内有緒『バウルの歌を探しに バングラデシュの喧噪に紛れ込んだ彷徨の記録』Kindle版

『空をゆく巨人』で開高健ノンフィクション賞を受賞した川内有緒のノンフィクション作品。ベンガル地方に伝わるバウルの歌を探し求めてのバングラデシュ紀行文です。

 

宮田珠己『そこらじゅうにて 日本どこでも紀行』Kindle版

幻冬舎文庫では 実に 作品がセールになっています。長崎は出島や軍艦島、奈良は飛鳥や天理、奄美大島に羽黒山、琵琶湖の竹生島など、変なものを求めて脈絡もなく日本中を旅する作家宮田珠巳の旅行記です。

 

宮田珠己『ときどき発作的にずんずん歩く』Kindle版

こちらは、与那国島、香港、ラスベガス、アムステルダム、ぺトラと、日本だけでなく、海外まで歩き回った旅行記。ジェットコースター評論家の称号をもらったいきさつも書かれています。

 

会田誠『カリコリせんとや生まれけむ』Kindle版

アルツハイマーとなった父親のこと、息子のこと、作品のこと、北京旅行のこと、中島みゆきの歌のことなど、ジャンルを問わず書き綴った美術家会田誠のエッセイ集です。この本は、数年前に神の本を買いましたが、途中まで読みかけのまま行方不明です(たぶん段ボール箱の中にあるはず)。

 

吉本隆明、ハルノ宵子『開店休業』Kindle版

評論家で詩人の吉本隆明の懐かしい食に関するエッセイを集めた一冊です。挿絵と解説を、長女で漫画家のハルノ宵子が寄せています。

 

諌山創『進撃の巨人 27』Kindle版

いよいよ、クライマックスと思いきや、それぞれの内部のゴタゴタに終始している『進撃の巨人』です。マーレに打撃を与えたものの、そこで一気に戦局が広がるかに見えるもさにジーク・イェーガーとの共同作戦が、疑惑を招き、エレンは拘束されたまま。エルディアは、世界から孤立する中、ひそかに(日本がモデルらしい)ヒィズル国との交渉に活路を見い出そうとするのですが…

 

 

12月2日

 

成毛眞『黄金のアウトプット術 インプットした情報を「お金」に変える』(ポプラ新書)Kindle版

今年4月に出た新しい本なのに、Kindle版がセールで605円と手ごろな価格となったので購入。インプットはもう足りている。これからはアウトプットの時代だ。それもいかにお金に変えるか。特に、お金に変わる文章の書き方などをHONZ代表の経験を中心に、大公開した本です。

 

全点399円の幻冬舎新書フェア(〜12/13)で購入したのが次の2点。この値段ならまだまだ買いたいタイトルはたくさんあるのですが…

 

松原始『カラス屋、カラスを食べる 動物行動学者の愛と大ぼうけん』(幻冬舎新書)Kindle版

前野ウルド浩太郎の『バッタを倒しにアフリカへ』の向こうを張ったような挑発的なタイトルの本です。最近は、科学者でも、プレゼンスを高めて予算を確保するために、プロモーションビデオのような新書を出す人が増えてきたようです。でも、読者としては、新しい分野の知識に触れ、面白ければそれでよいのです。本当のところ、カラスの肉ってどんな味なんでしょう。

 

堀江貴文、井川意高『東大から刑務所へ』(幻冬舎新書)Kindle版

いかなる運命のいたずらか、東大から刑務所へ行く羽目になったライブドア事件の堀江貴文と、大王製紙の井川意高の対談です。ホリエモンの受刑囚の時代は『刑務所なう。』ですでによく知られているので、井川の経験とどれだけ違いがあるのか、井川がどんな時間の過ごし方をしたのか、それからどう生きてきたのかが注目です。

 

小林有吾、上野直彦『アオアシ 15』Kindle版

『アオアシ』は、ユースチームに抜擢され、しだいに底辺からのし上がってゆく青井葦人の活躍を描くサッカー漫画です。新川直司の『さよなら私のクラマ―』同様、刻一刻変化するピッチ上の選手一人一人の細かな動きや心理状態、さらには作戦の成否を、見事に描き切る力量はただ者でないと感心しています。

今月買った本(2018年11月)11月30日更新

文中敬称略

 

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11月29日

 

落合陽一『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる人と育てる人の教科書』Kindle版

なぜ勉強をする必要があるの?大学はなんのために行くの?どのように選べばよいの?英語は、プログラムは、小さいころから学ばせた方がいいの?世の中に出回る情報に振り回され、子どもや親や、社会との板ばさみになる先生のために、落合陽一が長期的なパーステクティブから答えた画期的な本です。この本がたくさんの人に読まれれば、子どもが親の見当違いな思い込みに苦しむことが少なくなり、日本もよい方向に変わってゆくと思える良書です。

 

手塚治虫『火の鳥 少女クラブ版』Kindle版

日替わりセールで99円だったので購入。少女雑誌に掲載された『火の鳥』のバリエーションで、エジプト編、ギリシア編、ローマ編からなっています。

 

落合陽一『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる人と育てる人の教科書』(小学館)

Amazonだと紙の本は時間がかかるから先にKindle版で読んでおこうと思っていたら、発売日当日の朝に到着してしまいました。人に貸したりあげたりする目的では、やはり紙の本ですね。

 

ジル・ドゥルーズ『基礎づけるとは何か』(ちくま学芸文庫)

フランスの哲学者ドゥルーズの、表題作を含む初期の論考5編を収録したもので、國分功一郎、長門裕介、西川耕平の共訳。文庫オリジナルの内容で、高校での講義ノートなど、若きドゥルーズのあふれるような発想に触れることのできる一冊です。

 

八木澤高明『青線 売春の記憶を刻む旅』(集英社文庫)

青線とは、公認だった赤線に対し、非合法の売春地帯のこと。赤線や遊郭に関する本は多いですが、青線に関しては、正確なところどれだけあるのかつかみどころがありません。それをこまめに話を聞きながら、歩いて巡ったルポルタージュです。

 

國分功一郎 スピノザ『エチカ』 2018年12月 (100分 de 名著)」(NHK出版)

人気の哲学者國分功一郎がスピノザの『エチカ』を解説するテレビ講座のテキストです。國分功一郎には『スピノザの方法』という著書がありますが、6千円を越える大著で簡単に誰にでも手が出るものではありません。その点、この本は524円と手ごろな価格の上、100ページほどでわかりやすくまとめられています。國分功一郎ファンにも、スピノザの哲学に惹かれる人にもお勧めの一冊です。

 

11月28日

 

縞野やえ、MB『服を着るならこんな風に 1』Kindle版

セールで1巻78円となっていたので購入。洋服選びが苦手な兄に、妹がファッションの手ほどきをするという設定で、ファッションに悩める男子に贈る福音書とも言えるコミックです。

 

白央篤司『自炊力 〜料理(レシピ)以前の食生活改善スキル〜』(光文社新書)Kindle版

外食に比べれば、自炊の方が全然経済的、かつ健康的。でも、ハードルが高いという人のための自炊入門。コンビニ食材にちょっと手を加えるだけでも立派な自炊と逆転の発想を説きます。買い物の仕方から入ってゆくなど未経験者に親切な本ですが、栄養バランスの偏りのチェックなど、自炊に慣れた人にもさまざまな学びがある本です。

 

 

11月24日

 

柳本光晴『響〜小説家になる方法〜』6〜10巻 Kindle版

まだ読んでなかった『響』の後半を一気読みしてしまいました。最初は絵が下手とか、芥川賞・直木賞同時受賞とか設定が荒唐無稽と思いましたが、響の蹴りが出始めるあたりからキャラ立ちして引き込まれるようになりました。響の表情もだんだん魅力的になってきていますね。

 

西尾維新、大暮維人『化物語 3』Kindle版

西尾維新の物語シリーズを、『エアギア』の大暮維人がコミカライズ。こちらは対照的に絵がめちゃくちゃ上手いです。上手いだけでなく、作画がシュールでめちゃくちゃ凝っていて、描くのに大変な手間がかかっています。戦場ヶ原ひたぎと羽川翼という二大ヒロインもそろい踏みで、一気に迷子の怪事件が解決されるよい流れです。「蕩れ(とれ)」(「萌え」よりワンランク上の誉め言葉)という言葉を初めて知りましたが、あまり流行らなかったようですね。

 

 

11月22日

 

成毛眞『定年まで待つな!一生稼げる逆転のキャリア戦略』Kindle版

29日まで行われているPHPのセールで50%ポイント還元になった機会に買いました。定年後の「稼ぐ力」のキーワードである「地方」と「海外」に、どれだけ万人に実現可能な汎用性があるかがポイントだと思います。

 

窪美澄『じっと手を見る』Kindle版

この日の日替わりセールで599円になっていたので購入。表紙のデザインがよくて気になっていた一冊です。マイルドヤンキー的に地方生活を楽しんでいたカップルの生活に、東京人が入り込むことで、それまでの予定調和が崩れ始まるという現代的な恋愛小説です。

 

11月19日

 

ジョージ朝倉『ダンス・ダンス・ダンスール』3-11 Kindle版

1、2巻無料で読んだ弾みで最新刊まで読み切ってしまいました。ある日、突然バレエに目覚めた少年の物語。その前にやっていたのがジークンドーという設定もいいですね。フィジカルには恵まれ、才能もあるけれど、地道な基礎が身についていないブランクを埋める作業が続きます。練習内容が詳しく紹介されているのが面白いかったです。ストレッチや、ダイエットにバレエの動きは使えそうだと思いました。

 

11月18日

 

村上世彰『生涯投資家』Kindle版

この日の日替わりセールで499円だったので購入(定価は1400円)。2006年にインサイダー取引容疑で逮捕された村上世彰の半生記とそれからをまとめた一冊です。投資家にとっての投資とは何か、その本質をえぐる言葉の数々が光ります。

 

11月15日

 

北条司『CAT’S EYE』1〜3 Kindle版

1〜3巻が100%ポイント還元だったので購入。言わずと知れた『シティハンター』と並ぶ北条司の代表作です。名画だけを狙った女盗賊の三姉妹の活躍を、刑事内海とのラブコメをからめながら描きます。

 

立岩真也『試験に出る哲学 「センター試験」で西洋思想に入門する』(NHK出版新書)Kindle版

大学入試センター試験の「倫理」を題材にした哲学の入門書ですが、古代ギリシア哲学からサルトル、ウィトゲンシュタインまで時系列で紹介するオーソドックスな構成です。「サルには読めなくとも、読解力のある中学生ぐらいであれば十分に読みこなせる内容になっています」とありますが、ある程度哲学の知識がある人も、流れを再確認したり、知識の穴を埋めるのによい本だと思います。

 

11月13日

 

津田大介『情報戦争を生き抜く 武器としてのメディアリテラシー』Kindle版

540円と安い上にタイムラグなく発売日に配信されるのでKindle版で購入。メディアアクティビスト津田大介の6年ぶりの単著。フェイクニュースや、SNSの炎上、ヘイトスピーチなど、日本だけでなく世界の豊富な実例を総括するかたちでの、最新版メディアリテラシーの本です。

 

伊坂幸太郎『フーガはユーガ』(実業之日本社)

伊坂幸太郎一年ぶりの小説です。例によって、仙台が舞台となっています。語呂合わせのタイトルに、思わず?となるのですが、どうやら優我と風我という双子を主人公とした物語のようです。おそらくは数奇な運命をたどるであろうこの二人に、どんな秘密があるのでしょうか?

 

11月12日

 

原田まりる、荒木宰『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』上 Kindle版

京都本大賞に輝いた原田まりるの「ニー哲」待望のコミカライズ、上中下の三巻刊行予定です。ニーチェといっても、口癖は健在でも姿は現代の若者。キルケゴール、ハイデガー、サルトルなど、そんな変な人が次々に京都の街に出現するシュールな設定を荒木宰がどうクリアするかが見もの。キャラクターの原案は、『サマーウォーズ』のコミカライズを手がけ、アニメ化された『ナナマルサンバツ』の作者杉基イクラ。

 

11月10日

 

板垣巴留『BEASTARS 11』Kindle版

動物たちによる学園ドラマですが、肉食獣による草食獣の食殺という重いテーマが扱われます。第一巻以来のアルパカのテム食殺事件の犯人がついに判明、それはヒグマのリズだった…ハイイロオオカミのレゴシは、果敢にも一対一の対決を行い、ついにその決着が。そのとき、戦いを見届けようとしたアカシカのルイが行った驚愕の選択とは?最大のクライマックスを迎えます。人間界では描けない壮絶バトルシーンは、グラップラー刃牙の娘の面目躍如といったところです。

 

11月9日

 

J・ウォーリー・ヒギンス『秘蔵カラー写真で味わう 60年前の東京・日本』(光文社新書)

昭和30年代に日本各地をめぐってカラーフィルムで、日本各地の鉄道写真を撮影した男J・ウォーリー・ヒギンズ。彼が撮影した東京と日本各地の写真382枚をコンパクトな新書サイズに収めた写真集。二度と見ることのできない風景の数々が鮮やかに蘇ります。

 

11月8日

 

田中芳樹、荒川弘『アルスラーン戦記 10』Kindle版

『アルスラーン戦記』は古代ペルシア周辺を舞台にした歴史絵巻。ルシタニアに支配されたパルスの奪還をもくろむアルスラーン一行は、合流する臣下を増やしますが、同時にうちわの争いも増えてゆきます。他方、ルシタニアに面従腹背の銀仮面卿こと、ヒルメスは聖堂騎士団の立てこもるザ〜ブル城を攻略しようとします。王家の血を引く二人の若者が、それぞれに勢力を伸ばし、周囲の国々も旗幟鮮明にすることが求められます。

 

11月7日

 

ひろゆき『論破力』Kindle版

2ちゃんねるの元管理人ひろゆきによる議論の方法論。ひろゆきの立ち位置は独特で、リバタリアン、リベサヨ、ネトウヨのいずれにも属さないオリジナルな発想から飛び出てくる言葉には、大きなインパクトがあります。かくいうひろゆき自身は、論破することよりもうまくゆくことが大事、論破力は諸刃の剣と位置づけています。

 

11月6日

 

石塚真一『BLUE GIANT SUPREME 6』Kindle版

石塚真一のジャズ漫画『BLUE GIANT』の海外版です。宮本大とカルテットを結成したハンナ、ブルーノ、ラファエルですが、まだバンドに名前もなく、バーでの評判は上々ながら、オファーは途切れがち。そこで、ピアニストのブルーのは一計を案じます。さらにカルテットはジャズフェスへの出場をもくろみます。海外の風景がリアルに再現される卓越した画力、生活感のあるディテールへのこだわり、ファンを唸らせる音楽シーンの盛り上がりと三拍子揃った名作の快進撃が続きます。

 

11月5日

 

東野圭吾『沈黙のパレード』(文藝春秋)

科学者湯川学が探偵役をつとめるガリレオシリーズ6年ぶりの新作です。町のアイドルで歌手志望の少女が失踪し、数年後その遺体がゴミ屋敷で発見。容疑者は、数年前に幼女殺しの容疑者でありながら、証拠不十分で逮捕できなかったあの男。今回も犯人の尻尾をつかず困り果てた草薙は、湯川に助けを求めます。東野作品は、コミカライズされたものを除き、電子化されていないようです。

 

青山剛昌『名探偵コナン 95』Kindle版

ふだんは買わずにアニメだけ見ている『名探偵コナン』ですが、いよいよ黒幕の正体が明らかということでチェックしてみましたが、何のサプライズもないベタな設定でした。でも、黒づくめの組織に新一の生存がいよいよバレそうになったり、安室透と赤井秀一の直接対決に、新一のパパママの暗躍など見どころは多いです。

 

 

11月4日

 

堀江貴文・西野亮廣『バカとつき合うな』Kindle版

一見ホリエモンとキングコング西野の対談本に見えますが、実際には発言を持ち寄り構成した本のようです。その分、ロジックが整理され、とても読みやすい日本語となっています。タイトルに「バカ」とつく本は、それぞれの「バカ」の定義が肝になります。本書は、上から目線で一律に「バカ」を断罪する本ではなく、むしろ「悪いバカ」から「よいバカ」への移行、変身を促す本なのです。

 

11月3日

 

Amazonからの箱が到着。4冊注文したものの、1冊は入荷遅れで、3冊のみ到着。

 

千葉雅也『意味がない無意味』(河出書房新社)

哲学者千葉雅也が様々な場所で発表した論考を一冊にまとめた本です。千葉雅也の対談集『思弁的実在論と現在について』もまだ読みかけで、どっちを先に片づけようかと迷っているところです。対談集は前からリニアに読み、こちらは気になるギャル男論とかプロレス論などから虫食い的に読むのがよいのかもしれません。

 

落合陽一・猪瀬直樹『ニッポン 2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法』(角川書店)

すでに電子版を読み終えていますが、レビューを書くために、該当ページを探し出すのは紙版の方が時間はかからないです。あと、ページ表記があった方が校正の時に便利ですね。どういうわけか、紙版と同じ1512円だったKindle版はいつのまにか、1361円に値下げされたようです。

 

星野博美『みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記』(文春文庫)

単行本が出たとき、なにかしら惹かれるものがありながら買いそびれていた本です。文庫化を機会に購入しました。400年の歳月をさかのぼり、長崎からスペインへと、キリシタン渡来と訪欧の歴史を訪ねる旅に著者は出かけますKindle版は11月8日まで50%(550pt)ポイント還元です。

 

11月2日

 

白井カイウ・出水ぽすか『約束のネバーランド 11』Kindle版

鬼の支配する世界で、彼らの食料として育てられた子どもたちが、自由を求めて戦うファンタジー漫画です。最初は、グリムなどの童話を思わせるダークファンタジーだったのですが、ここへ来て構図的に『進撃の巨人』に似通ってきた気がします。鬼の狩りのために人々が放し飼いにされた狩場(かりにわ)と呼ばれる街で、人々は立ち上がり、エマはその先頭に立ちます。しかし、最後に残った鬼、レウィウスは強大で、仕掛けた攻撃もこととごとくはねのけ、エマは絶体絶命のピンチに。はたして勝敗の行方は。

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