つぶやきコミューン

立場なきラディカリズム、ツイッターと書物とアートと音楽とリアルをつなぐ幻想の共同体
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今月買った本(2019年4月) 4月21日更新

 文中敬称略

 

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4月20日

 

西尾維新、大暮維人『化物語 5』Kindle版

出てくる登場人物、一見美形に見える男も女もみな、怪異に魅入られた人物ばかり。吸血鬼に、蟹、かたつむり、猫ときて、次は猿。女子バスケットボール部のスタープレイヤー神原駿河がいきなり、阿良々木暦を襲った理由とは?

 

迫稔雄『バトゥーキ 3』Kindle版

日本ではまだよく知られていない格闘技カポエラを身につけた少女の戦いを描く格闘技漫画です。高校生になった三條一里は、自分が身につけたのとは異なるカポエラの動きに接することになります。そして、育ての親たちの身体を賭けて、学生空手チャンピョンと対決する羽目になります。

 

大今良時『不滅のあなたに 10』Kindle版

永遠の生命を持ち、出会ったものの姿になり変わることができるフシ。ひたすら死別したものたちの姿を真似るしかなかったフシですが、その力は進化し、ノッカーの襲撃から人々を守るために、街そのものを自らの力で作り変えようとします。その能力をあやしみながらも、しだいにフシのまわりにはともに戦う仲間が増えてゆきます。

 

 

 

4月19日

 

早川書房のアガサ・クリスティ―フェアで、Kindle版が半額になったので、代表作三作を。ミステリのため、最低限のあらすじも書きません。あと二作『アクロイドの殺し』と『ABC殺人事件』を買おうかなと思っています。

 

アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』

アガサ・クリスティー『オリエント急行の殺人』

アガサ・クリスティー『ナイルに死す』

4月17日

 

猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って 10』Kindle版

『ランウェイで笑って』はファッションモデル志望の少女と、ファッションデザイナー志望の少年を並行して描くことでファッションの世界を両面から描くコミックです。10巻では、Aphro I diteへ見習いとして入社した都村育人の環境変化が中心に。早々に正社員に抜擢されたために、周囲には嫉妬ややっかみの暗雲が。

 

 

4月15日

 

郡史郎『はじめてのイタリア語』(講談社現代新書)Kindle版

ラテン語を覚えるよりは、イタリア語の方が、オペラや映画、料理を理解するのにも役に立つのでもののついでということで。発音、日常会話、月や数などの基礎教養、文法の基本とコンパクトな新書の中に、必要な知識を盛り込んだ良書です。本格的な文法書で学ぶ前に、一読しておくと土地勘がはたらき、学習効率も格段にアップできるでしょう。

 

ベルヌ『十五少年漂流記』(小学館)Kindle版

「小学館のカラー名作 少年少女世界の文学」のセールで、あらすじは知っているものの、実際には読んだことがないので買ってみました。大人の社会から切り離されて、未成年だけが未知の世界でコミュニティをつくりながら自給自足で生きてゆくという意味では、篠原健太の『彼方のアストラ』の祖型となる物語です。ロビンソンクルーソー同様、いい意味でも悪い意味でも、ヨーロッパの植民地主義精神が体現された作品です。少年たちが銃器を使って、島に上陸した犯罪者を殺傷するという設定は、今の時代なら子ども向けの全集の内容としては、問題にされそうですが、翻訳された50年前はそれも大目に見られたようです。

 

叶内拓哉『ヤマケイ文庫 くらべてわかる野鳥』Kindle版

ネイチャー系の写真を撮っていると、自然に入ってくる野鳥の数々。名前を知らないままでは残念ですが、同じ種類でも雄雌で羽の色が違ったり、季節によって生え変わったり、似た種類も多く、間違えやすいので、手元に小さな図鑑が必要です。電子書籍の場合、拡大が可能なので、文庫版のデメリットはほとんどないと言えます。

 

4月14日

 

大西英文『はじめてのラテン語』(講談社現代新書)Kindle版

古代ローマの時代から受け継がれ、現在でも教会や学会で使われ続けているラテン語というとりつきにくい言語を、楽しくわかりやく語った入門書です。大学入学時、ラテン語とギリシア語を身につけようとして、早々に挫折した覚えがありますが、その時以来のやり直しです。話したり、書いたりする必要はないので、読書のための基礎教養として身につけるのがよいのでしょう。

 

 

4月13日

 

「カラー名作 少年少女世界の文学」33巻が162円と手ごろな値段となっているので、気になるタイトルを買ってみました。ほとんど文庫で買ったりしていたものですが、現代ものに時間をとられ読んだり再読する暇がない古典は、こういうのを読んであらすじを把握するようにしています。もっとも、作品によってオリジナルに近いものと、何分の一かの抄訳とがありますが、それでもかなりの読み応えのあるバージョンです。

 

ケストナー『飛ぶ教室』 Kindle版

クリスマスの寄宿学校を舞台に、生徒たちが事件を解決してゆくしたドイツの作家エーリッヒ・ケストナーの代表作の一つです。

 

セルバンテス『ドン=キホーテ』 Kindle版

騎士道物語の読み過ぎで現実と空想の世界が区別できなくなった年老いた男の冒険譚です。岩波文庫だと前後編6巻になり読み終えるのに骨が折れますが、これだと読み終えるのに1〜2時間で済みます。今読むと飲食費を踏み倒すアルツハイマーの徘徊老人の話のようにも読むことができます。本人にわからないように、サンチョパンサはじめ周囲が暖かくフォローしている点が泣かせどころです。

 

ジュール・ベルヌ『海底二万里』 Kindle版

ディズニーの映画を見て以来、子どものころはまったヴェルヌの傑作SFです。当時はまだ実用化していない巨大潜水艦のスペックを、長さや重量、内部構造まで詳しく記述してあって、ヴェルヌの天才ぶりがうかがわれます。

 

 

ラーゲルレーブ『ニルスのふしぎな旅』 Kindle版

動物を虐待していた子どもが、魔法で身体を小さくされ、ガチョウに乗って旅をする話です。子どものころに、この作品の空から見た地上のイメージに接した人は、鮮烈な印象を受けたことでしょう。『テルマエロマエ』の漫画家ヤマザキ・マリもその一人です。

 

 

ビュルガー『ほら男爵の冒険』 Kindle版

月へ行っただの、地下の世界へ行っただののありえないほら話が口癖の男の言行録ですが、実在の人物をモデルにしています。ただ一つ一つのエピソ^ドは短く、むしろ各地に伝わるナンセンスなジョークをまとめた民話集の性格の強い作品です。

 

 

安彦良和ほか『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』1,2 Kindle版

70年代から80年代を風靡したファーストガンダムの安彦良和によるコミカライズ。1巻43円という値段に試し読みしたら作画のレベルが高かったので、話の区切りのよい2巻まで。アムロ・レイと「赤い彗星」シャーの二度の対決や、シャーの有名な台詞「認めたくないものだな…」まで含まれます。

 

 

4月10日

 

板垣巴留『BEASTARS』12、13巻  Kindle版

肉食獣と草食獣の共存できる社会をテーマにしたコミック。ハイイロオオカミのレゴシは、クラスメートの食殺犯をつきとめることに成功したものの、相手を倒す力を得るため食肉の禁を犯したことで大きなペナリティを負い、学校を辞め、社会に出ることを余儀なくされます。そこで新たに登場する成獣のBEASTARとは?そしてレゴシの祖父との浅からぬ因縁とは?ここにきて非常にテーマがクリアになってきました。BEASTARSって都市を舞台位にした「ジャング大帝」だったんですね。

 

 

4月9日

 

諌山創『進撃の巨人 28』Kindle版

エルディア人とマーレ人の全面戦争になるかと思われた『進撃の巨人』ですが、血のつながりからジークと結ぼうとするエレンと、ジークを信じない調査兵団の間の亀裂が修復不可能なレベルに達します。ミカサやアルミンともぶつかるエレン。こんな場面は見たくなかったと初期からのファンの悲鳴が聞こえそうです。さらに、ジークと対決するリヴァイの運命は?混迷の度を深め、先の展開が見えない『進撃の巨人』。物語はどこに向かうのでしょうか。

 

 

ヤマザキマリ×とり・みき『プリニウス 次Kindle版

ローマではしだいに狂気に染まるネロを、陰で糸を引くティゲリヌスの策略で、キケロら要人が次々に死んでゆきます。他方、地中海を旅するプリニウス一行は、ローマを覆う狂気から逃れるように、クレタ島、アレキサンドリア、そしてロードス島へと、世界の七不思議を巡るかのような冒険の旅を続けるのでした。人間の闇の部分を表すティゲリヌスと、光の部分を表す子どもの対比が、絶妙なバランスを見せる第8巻です。

 

 

4月7日

 

鏡リュウジ『タロットの秘密』(講談社現代新書)Kindle版

タロットは単なる占いの道具ではなく、まずゲームの道具であり、トランプと並行して成立した経緯があります。シュールレアリズムなど文学的想像力の源泉でもあったタロットには、その図像一つ一つの中にもさまざまな象徴的意味を持っています。占星術研究家鏡リュウジによる本書は、第一に文化史的にタロットの変遷・系譜をたどること、第二にタロットカードの絵札の象徴的解釈による自己との対話という両面からのアプローチを行っています。

 

 

4月6日

 

上野修『スピノザの世界 神あるいは自然』(講談社現代新書)Kindle版

講談社現代新書は、Kindle版が4月18日までセールなので、気になるタイトルをピックアップして購入しています。ドゥルーズやネグリなど現代思想的なトレンドのスピノザ像とも、個人の伝記や著作の成立事情などを重視した歴史的アプローチとも一線を画し、あくまでスピノザが著作で表現した世界のとらえ方を中心にしたスピノザの入門書です。「スピノザに見えた世界がどんなものか、その不思議な光景を理解の内側から眺めること。これがこの本の課題である。」(まえがき)

 

苫野一徳『教育の力』(講談社現代新書)Kindle版

教育にも深くコミットしている哲学者苫野一徳による教育論です。ここで著者が柱にしている考えは、一つは教育の画一化・一斉化に対する、学びの「個別化」「協同化」「プロジェクト化」であり、第二に閉鎖的な学校を、広く社会に開かれた場とする空間づくりです。軽井沢風越学園設立にも関わり、机上の空論にならない教育論とはどのようなものでしょうか?

 

 

4月4日

 

丸山俊一、NHK「欲望の時代の哲学」取材班『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』Kindle版

この日のKindle日替わりセールの対象でした。『なぜ世界は存在しないのか』の著者で哲学者のマルクス・ガブリエルの滞在記録をまとめたNHKの特番の書籍化です。著者となっている丸山俊一はNHKのディレクターで、哲学に関してアカデミックな訓練を積んでいるわけではないので、思想内容の咀嚼力はマルクス・ガブリエルと対談している哲学者千葉雅也に及ぶべくもありません。あくまでジャーナリスティックに滞在記録やインタビュー、講演をまとめたものと割り切る必要があるでしょう。東京の街を目の前にしながらの文明論的考察は、それなりに新鮮さがあります。

 

4月3日

 

Amazonで4月1日夜にまとめ買いしておいた4冊が届く。

 

石田英敬・東浩紀『新記号論 脳とメディアが出会うとき』(ゲンロン叢書)

東浩紀が聞き手となってゲンロンカフェで行われた伝説の講義の書籍化です。アナログ時代の産物である記号論をデジタルの時代にふさわしい形でアップデートするという石田英敬の知的な枠組みは、『現代思想の教科書』や『大人のためのメディア論講義』ですでに提示されており、概念や言及される思想家・哲学者にも大きな変更はありませんが、思想家東浩紀が聞き手となることで、それに新たな切り口や広がりが加わって、想像力が刺激される魅力的な講義となっています。

 

 

森田真生『数学の贈り物』(ミシマ社)

『数学する身体』の著者森田真生による19編のエッセイ集です。数学的な論理と、自由な感性が混然一体となった著者の文章は、数学の苦手な人の心にも語りかけ、いつの間にか数学を好きにさせる力を持っています。人生や学問といったものに対して、根源的に問いかけ、考えさせる深い内容を持っています。

 

 

國分功一郎・互盛央『いつもそばには本があった。』(講談社叢書メチエ)

哲学者國分功一郎と、出版社に勤務しながらソシュールや言語論に関する本格的な著作を持つ互盛央(たがいもりお)によるリレー形式のエッセイ集です。相手の語る内容に触発されて、次々に思い浮かぶ書物の記憶。単なる本の紹介ではなく、自らの本との出会いや、その当時の思い出など、本の内容と時代、私的な出来事が一体となりながら、しだいに知のネットワークが素描されてゆく、リゾームとしての本といえるでしょう。

 

 

辻田真佐憲『天皇のお言葉』(幻冬舎新書)

日本の近現代の歴史を、つねに斬新な切り口で語る辻田真佐憲の最新作。明治・大正・昭和・平成、四代150年にわたる天皇の歴史に残る言葉の数々を選び集め、解説した本です。著者はここで、天皇の言葉を、時代的と超時代的、人格的と超人格的という二つの軸をとることで、新たな光を当てています。目次の各項目が、「  」にはいった言葉そのものとなっているので、どこからでも読み始めることができる使いやすい本になっています。

 

 

4月2日

 

浦沢直樹『あさドラ! 1』(小学館)

浦沢直樹の最新作は、世界を救った無名の少女の物語です。2020年東京オリンピックを前に東京に迫る危機ーその正体は?場面は変わって、1959年の名古屋。12人兄妹の七番目に生まれたあさは、伊勢湾台風が直撃するその日、人生を変えるような出来事を経験するのでした。傑作の予感。今ひとつ微妙だった『夢印 MUJIRUSHI』と比べ、ど真ん中の行動派ヒロインが活躍する活劇ドラマです。

 

 

4月1日

 

大前研一『2019年の世界 〜2時間で学ぶ、今の世界を理解する3本の軸〜』(Next Publishing)Kindle版

Kindle4月の月替わりセール対象。恒例となった大前研一によるその年の世界状況の分析と展望です。特定の利益に与せず、俯瞰的に世界をとらえようとする大前研一の視点は貴重。2019年の世界の特徴を、大前は「Gマイナス1」と呼びます。冷戦終結後の主導国のない世界は「Gゼロ」の世界と呼ばれましたが、「Gマイナス1」とは、それまでの主導国が率先して国際協調を乱し始める世界のことなのです。

 

 

三谷幸喜『清須会議』(幻冬舎文庫)Kindle版

これもKindle月替わりセールの対象タイトル。清須会議とは、1582年本能寺の変の後に、清州城でおこなわれた信長の後継者と所領の配分をめぐる会議のこと。織田信長を始め、羽柴秀吉や柴田勝家ら武将たち、お市や、松姫ら女たち、それぞれの胸の内を、現代語で実況中継する形で、展開する異色の時代劇です。一気に歴史上の人物や出来事が身近に思えてくる、日本史を好きになれる本の一つと言えるでしょう。

 

今月買った本(2019年3月)3月31日更新

文中敬称略

 

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3月30日

 

松阪『北斎のむすめ。』1〜3  Kindle版

タイムセール祭りで、1冊100円になったのを機会にまとめ買い。美人画を描かせれば、自分でも勝てないと葛飾北斎を言わしめた娘お栄の活躍を描く物語。同じ北斎の娘(葛飾応為)を描いた朝井まかての『眩(くらら)』との読み比べてみるのも面白いでしょう。

 

 

山田マリエ『魔夜の娘はお腐り申し上げて』Kindle版

魔夜峰央の娘で、父の漫画を読むうちに、いつしかBLにとりつかれてしまった漫画家、山田マリエが、神話に包まれた魔夜家の人びとの真の姿を描いた作品です。ときに魔夜タッチで、キャラクターが描かれるため、どこまでが実話で、どこからがフィクションなのかわからない楽しいギャグの世界が広がります。

 

 

3月29日

 

小林有吾、上野直彦『アオアシ 16』Kindle版

ユースチームでの若い選手たちの熱闘を描く『アオアシ』。プレミアリーグで主力選手を欠いたまま、東京VANSを迎え撃つこととなったエスペリオン。葦人らは、信じられないようなプレーを行うことを求められます。チームプレーを描くサッカー漫画の限界に挑戦するかのごとき、神巻です。

 

 

3月28日

 

田中圭一『若ゲのいたり ゲームクリエイターの青春』Kindle版

『ペンと箸 漫画家の好物』『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』に次ぐ、田中圭一のエッセイ漫画です。『ファイナルファンタジー察廚筺慘兇如く』初音ミク、「ぷよぷよ」など歴史的なゲームやキャラクターなどの誕生秘話を取材したもの。古参のゲームファンは涙なしに読めないエピソードの数々。そしてクリエイティブな世界にかかわる人にはヒント満載の一冊です。Kindle版は、オールカラーで、ゲーム画面の配色を再現した美しい仕上がりになっています。

 

 

3月25日

 

畑健ニ郎『トニカクカワイイ』2〜5 Kindle版

1巻無料で読み出したら完全にはまってしまいました。『ハヤテのごとく』の畑健二郎の新作コミックです。由崎星空(なさ)全国模試1位の頭脳を持ちながら、交通事故で入院して中卒止まり、事故現場で助けてくれた女の子月読司と結婚の約束。18歳の誕生日に彼女が訪ねてきて、新婚生活がスタートします。けれども、同居しながらも手をつなぐだけでドキドキと、初々しい未婚カップルそのまま。エロ方面は何をやっても「完全に正しい」環境を確保しながらも、普通の中高生並の段階で足踏みしている初心さが、逆に新鮮なインパクトを与えてくれます。冒頭の設定こそ、かぐや姫的なファンタジー仕様ですが、『からかい上手の高木さん』と並ぶ、萌える日常系ラブコメの傑作です。

 

 

3月20日

 

石田英敬『大人のためのメディア論講義』(ちくま新書)Kindle版

Kindle日替わりセールで299円となっていたので、この機会にKindle版を購入。前日買った『現代思想の教科書』と合わせて、『新記号論』の予習にはもってこいの本です。『現代思想の教科書』は2010年刊行ですが、この『メディア論講義』は、2016年刊行。内容も、よりコンピュータテクノロジーが浸透した世界に即したものとなっています。

 

3月19日

 

石田英敬『現代思想の教科書 世界を変える知の15章』(ちくま学芸文庫)Kindle版

東浩紀との共著『新記号論』が話題の石田英敬(いしだひでたか)による現代思想の入門書です。放送大学の15回の講義を、書籍のかたちに再構成したものですが、ここ100年の現代思想の幅広いテーマをカバーしていて、知識の整理にはもってこいの良書です。

 

 

 

篠丸のどか『うどんの国の金色毛鞠 4』『うどんの国の金色毛鞠 5』Kindle版

1〜3巻はKindle Unlimitedで読めるので、期間限定で48%ポイント還元となった4、5巻を購入。子どもに化けたタヌキを、香川県に里帰りしたウェブクリエイターが育てるファンタジー仕立てのコミック。キャラクター的にはポニョやトトロなどジブリ作品の影響が濃厚なハートウォーミングストーリーです。地域おこしものを兼ねた内容で、矢島や小豆島など、香川の魅力を物語にからめながらうまく紹介しています。

 

 

3月18日

 

川上徹也『売れないものを売る方法?そんなものがほんとにあるなら教えてください!』Kindle版

3月21日までのSBクリエイティブキャンペーンで、50%ポイント還元になった機会に購入。売れないものを売るには、5W1Hに、How muchを加えた5W2Hを変えればよいという内容の、マーケティングの本です。この本の長所は実際にパラメーターを変えることで成功した事例が山ほど集めてある点にあり、ビジネスヒント満載の良書です。

 

 

3月16日

 

春の鉄道・路線・旅本フェアで、100円均一となった次の二冊を購入。シリーズ全12冊コンプとなりました。電車や駅だけでなく、周辺の嵐電(らんでん)とは、四条大宮から洛中・洛西へ走る京福電鉄の路線のこと。

 

『路面電車の走る街  2 嵐電』Kindle版 

『路面電車の走る街 函館市電…札幌市電』Kindle版

3月13日

 

幻冬舎の実用書フェアが3月14日までなので、気になるタイトルをまとめて購入。199円×6=1194円。

 

島田裕巳『葬式は、要らない』(幻冬舎新書)Kindle版

宗教学者島田裕巳が、身内の葬儀をきっかけに、少子高齢化の社会における葬式の実態や今後の変化を展望し、総括した本です。自分や身内の死にどう向かい合うのかを考える豊富な材料を与えてくれる一冊です。

 

岡田尊司『アスペルガー症候群』(幻冬舎新書) Kindle版

発達障害の一つとして分類される「アスペルガー」に関するわかりやすい解説書です。多くの芸術や科学の分野の天才、シリコンバレーの技術者などが多いアスペルガーですが、本人の多くは自分をADHD(注意欠陥多動症候群)と考えている場合も多く、その特徴や本人そして周囲の人の双方の対処方法などを詳しく解説します。

 

高橋一喜『絶景温泉100』(幻冬舎新書) Kindle版

日本中の温泉を巡り続けた『日本一周3106湯』の著者が、海辺の温泉、川沿いの温泉、山奥の温泉、温泉街の温泉など、絶景を望める温泉100をセレクトして紹介した本です。肝心の絶景自体を確認できる写真がモノクロの上、数が少ないため文章中心になっているのが残念な点です。

 

森村泰昌『知識ゼロからのフェルメール鑑賞術』(幻冬舎) Kindle版

日本でも人気抜群の17世紀オランダの画家フェルメールの作品とその背景を紹介してくれる親切な本です。フェルメールの解説本は少なくないですが、本書はオールカラーで、フェルメールの全作品だけでなく、他の多くの絵画を比較参照しながら、フェルメールの謎を解き明かしてゆくのが特徴。押さえておいて損のない一冊です。

 

広瀬和雄『知識ゼロからの古墳入門』(幻冬舎新書) Kindle版

日本における巨大墳墓としての古墳を、その歴史、型、構造、埋葬品、分布など、幅広い観点から詳しく解説した入門書です。特に、冒頭のカラー写真のページは、緑に包まれた有名な巨大古墳以外に、造営当時の姿を再現した各地の古墳も紹介していて、目から鱗が落ちる思いでした。

 

新井文彦『毒きのこ 世にもかわいい危険な生きもの』(幻冬舎) Kindle版

数多くの毒キノコを美しい写真で紹介した写真集ですが、元々横長の本をそのまま固定レイアウトで編集したため、電子書籍で開くと上下の余白が大きくなり、「字が小さすぎて読めない」人も少なくないでしょう。今後、ビジュアルな本を作る場合には、電子書籍の表示がどうなるかをはじめから設計する必要があると思いました。

 

幻冬舎以外にインプレスグループの春の旅行本フェアも3月14日までなので次の本を購入。

 

冨井義夫『忘れられない祈りの聖地』Kindle版

モン・サン・ミシェルや、サクラダ・ファミリア、各地のノートルダム大聖堂、など、世界の教会や寺院などの聖地を集めたもの。世界遺産系の写真集ですが、内部のみを紹介した聖地が多いのが特徴です。緻密な細密画やステンドグラスの画像は息をのむ美しさですが、この手の写真集でせっかくの写真(特に見開きの大きな写真)の上に文字を載せるのはやめてほしいと思いました。

 

 

3月12日

 

小玉ユキ『青の花 器の森 2』(フラワーコミックスアルファ)

Kindle版が出るのは10日も先なので近所の本屋で紙版を購入。焼き物の町波佐見を舞台にしたラブストーリーの第二巻。焼き物への美意識を通じて、しだいに龍生と青子の距離も縮まります。そして、謎の写真に写った青年の正体も。不器用な人間が、自ら作る作品を通じて、何とかコミュニケーションを保ち続けるところが、この作品の大きな魅力です。

 

 

原田まりる、荒木宰『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。下』(ビッグコミックススペシャル)Kindle版

「二―哲」コミック版の完結編です。今回登場する哲学者は、サルトル、ハイデガー、ヤスパースと20世紀を代表する実存主義哲学者が揃い踏み。大文字焼の夜、別れの時が近づきます。「もののあはれ」を感じさせるクライマックスに京都の街の美しさが際立ちます。

 

 

3月10日

 

平川哲弘『ヒマワリ』2-7 Kindle版

無料で読み出した1巻(3月22日まで)がやたらと面白くどっぷりはまってしまいました。広島県の田舎町で神楽を演じ周囲を魅了していた高校生が、相方が芸能界デビューしたのをきっかけに、自らもアイドルグループをめざすことになります。一人一人のキャラが立っていて、ユニットデビューの5巻あたりから一気に感動の渦に読者を巻き込んでゆきます。今、一押しのコミックです。

 

 

3月8日

 

板垣恵介『バキ道 1』『バキ道 2』Kindle版

1、2巻同時発売です。『グラップラー刃牙』『BAKI』『範馬刃牙』『刃牙道』に続く第五シリーズのスタートです。前シリーズの『刃牙道』では、剣豪宮本武蔵をクローンで現代に復活させましたが、『バキ道』では、伝説の力士、野見宿禰の二代目が現代に現れるという設定です。握力によって、石炭をダイアモンドに変えるというトンデモな設定は相変わらずですが、前シリーズとは逆に、あくまで相撲のルールにこだわるため、超人的な腕や腰の力を前に、まともに戦える相手がいるのでしょうか。

 

 

3月6日

 

石塚真一『BLUE GIANT SUPREME 6』Kindle版

国内編であった『BLUE GIANT』の続編で、ドイツに渡ったジャズのサックス奏者、宮本大の活躍を描くコミックです。ベースのハンナ、ドラムのラファエル ピアノのブルーノの四人でNUMBER FIVEを結成、はじめてのフェスへの参加で一気に評価を高めるものの、大の家族に異変が。そこから生まれる不協和音で、一気に風雲急を告げる展開となります。

 

 

3月5日

 

宮田珠己『ニッポン47都道府県正直観光案内』(本の雑誌社)

好奇心のままに日本全国のみならず、時に世界をも股にかける旅人宮田珠己の最新刊。ほとんど国内編集大成に近い一冊です。よく知っているはずのあの地方の、あの町や村の思いもよらないディープな場所が次から次に、ラジオのパーソナリティのような軽妙な語り口で紹介されてゆきます。旅好きにはたまらない一冊です。

 

 

 

3月4日

 

原田まりる『ぴぷる』Kindle版

『ニーチェが京都にやってきて十七歳の私に哲学のこと教えてくれた。』の原田まりるが、AIとの結婚が可能となった世界を描きます。AIのパートナーである男性、その開発者の女性、性行可能な仕様となったぴぷる…情緒的なメロドラマではなく、相互の認知の歪みから生じるディスコミニケーションの世界を、悲喜劇的に描いています。

 

 

白井カイウ、出水ぽすか『約束のネバーランド 13』Kindle版

鬼たちをせん滅したものの、シェルターに敵が侵入したことで、子どもたちの安全な生活に終止符が打たれます。シェルターで残り戦うユーゴとルーカス、シェルターをから脱出して逃げる子どもたちそれぞれの運命は?いよいよ、W・ミネルヴァの一行とのコンタクトにも成功し、物語は後半へと突入する『約束のネバーランド』です。

 

 

3月3日

 

さやわか+西島大介編『マンガ家になる! ゲンロンひらめき☆マンガ教室 第1期講義録』(ゲンロン)

これも3月1日にAmazonに発注した本です。三冊同時注文したのに、一冊ずつバラバラで届く結果に。

ゲンロンカフェで行われた「ゲンロンひらめき☆マンガ教室」の第1期講義です。絵が上手いだけ、漫画が描けるだけではなれない漫画家に不可欠なセルフプロデュース力も同時に身につけることをめざします。豊富な作例と講評以外にも、江口寿史、こうの史代、多亀源五郎など現役の12人の講義が魅力的で、漫画家志望者だけでなく、広く漫画家ファンにもお勧めできる一冊です。

 

3月2日

 

東浩紀『ゆるく考える 平成最後の11年間の批評』(河出書房新社)

3月1日にAmazonに発注した本。ここ11年間に書かれた東浩紀のエッセイ集の集成です。東浩紀の一人勝ちと言われた時代から、震災をはさんで、東浩紀の考え方も大きく変化してゆきます。今から考えると「甘い」と本人が認める過去の言葉の変遷のなかに、この社会の大きな変化を読み取ることもできるクロニクルな本となっています。

 

3月1日

 

原田マハ『モネのあしあと 私の印象派鑑賞術』(幻冬舎新書)Kindle版

幻冬舎の実用書フェア(〜3/14)で199円となった機会に購入。絵画における印象派の創始者モネ。作者のモネとの出会い、その生涯と作品をたどる中で、同時に彼が生きた時代が、多くの作品や当時のイラストによって浮き彫りになってきます。作家になる前は、キュレーションなど美術関係の仕事をしていた作者だけあって、いきとどいた資料の活用など、目で見ても楽しめる本になっています。

 

今月買った本(2019年2月)2月27日更新

 文中敬称略

 

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2月25日

 

青木真也『ストロング本能 人生を後悔しない「自分だけのものさし」』 Kindle版

格闘家青木真也の人生哲学をまとめた一冊。「意識高い系」が盛りすぎて、自分の道がわからなくなった人には解毒剤とも言える一冊になっています。恐怖心は、打ち消すのではなく、その原因を探れば、より勝率を高めることにつながり、スランプのときにはあえて何も変えず、チャンスが来るのを待つなど、世の自己啓発書とは真逆の内容になっています。似た考え方の本を探すとすれば

作家で科学者の森博嗣の近著『悲観する力』でしょうか。

 

2月24日

 

『ゲンロンβ 34』Kindle版

『日本2.0』よりの再掲ですが、2012年に行われた東浩紀による梅原猛インタビュー「草木の生起する国」 や、新刊東浩紀と石田英敬の新刊 『新記号論――脳とメディアが出会うとき』の一部の先行掲載、さらに東浩紀と國分功一郎の対談『正義は剰余から生まれる――いま哲学の場所はどこにあるのか』の後編、星野博美の新連載『世界は五反田から始まった』の第2回 など非常に充実した内容となっています。 梅原猛が『動物化するポストモダン』の読後感や、ジャック・デリダへの評価などは今読んでもインパクトがあります。今や、メールマガジンの世界を抜け出し、一つの思想雑誌としてのプレゼンスを高めつつある『ゲンロンβ』です。 

 

 

2月22日

 

■以下の二冊は紀伊國屋書店で購入

 

ハンス・ロスリング『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 』(日経BP社)

人間が事実を誤認しやすい心の習慣を、恐怖、過大視、パターン化、単純化、犯人探しなど10の本能から説明し、それを克服、事実を正しく認識するためのアプローチを解説した本です。ネット社会で、デマや炎上に走りやすい現代人の必読書といってよいでしょう。

 

高山明『羽生結弦は捧げていく』(集英社新書)

前著『羽生結弦は助走をしない』の続編というべきフィギュアスケートの現在を語る本です。平昌オリンピックの演技を中心に、羽生結弦の進化ぶりや、宇野昌磨、紀平梨花など内外のスターの演技や魅力を分解的に解説し尽くします。

 

■以下の二冊は、イオンモール内の書店で購入。

 

堀江貴文『僕たちはもう働かなくていい』(小学館新書)

ここでの「もう働かなくていい」はBI(ベーシックインカム)的な意味ではなく、AI(人口頭脳)の進化によって、もはや多くの単純作業から解放されるという意味。逆に、AIを使いこなせるかどうかで、大きな格差が生じてしまう世界で、いかに生きるかを解説した本です。

 

落合陽一『日本進化論』(SB新書)

発売直後にKindle版で読み終えたものの、今一つ全体の見通しがつきにくかったので、紙の本で買い直しました。ざっと目を通しただけでも、随分と印象が異なりますね。

 

山口つばさ『ブルーピリオド 4』Kindle版

リア充の秀才ヤンキーが急に絵画の世界にめざめ、芸大をめざす物語です。短期間で急速にスキルを向上させた矢口八虎ですが、大学入試本番となり、自らの経験の浅さという壁にぶつかり、苦悶する日々が続きます。前途に光は見えるのでしょうか。

 

 

2月21日 

 

ジュール・ヴェルヌ、倉薗紀彦『地底旅行 4』Kindle版

KADOKAWAのセールで200円となったので購入。ジュール・ヴェルヌのSF小説をコミカライズした力作、この4巻で完結です。どのようにして、大海が存在する、はるか地下の世界から一行は帰還できるのか、ヴェルヌの発想はぶっとんでいます。

 

 

2月18日

 

錦ソクラ『今日からCITY HUNTER 3』Kindle版

北条司の『シティハンター』の世界へ、女子高生として転生した女の子の物語。シリアスなタッチも、コミカルなタッチも、北条司そっくりの絵で、有名なエピソードの中に、インターン的に割り込ませる形式です。『エンジェルハート』よりも、『シティーハンター』の世界を愛するファンにはよいかもしれません。

 

2月17日

 

ジョージ朝倉『ダンス・ダンス・ダンスール 12』Kindle版

バレリーナ志望の青年村尾順平を主人公とした物語。バレエ学校の公演の王子の座を選び直すことになり、それまで王子役を馬鹿にしていた順平は、一から学び直す羽目になります。そのパートナー役として、浮上してきた二人の女子とのカップリングで、一波乱も二波乱もありそうです。

 

2月16日

 

猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って 9』Kindle版

芸華祭ファッションショーのグランプリの発表がついに。都村育人と長谷川心の成績は?そして同世代の頂点に立つ綾野が創り出したファッションの出来映えは?一気に場面が次のステージへと大きく転換する巻です。

 

新川直司『さよなら私のクラマー 8』Kindle版

高校女子サッカーの頂点争いを描く青春もの。インターリーグ決勝を賭けて、ワラビーズの前に立ちはだかる強敵船橋栄泉、そのエース国府妙を押さえるために投入されたのがマネージャー上がりの越前でした。はたして彼女は期待に応えられるか。

 

2月15日

 

蔵本貴文『数学大百科事典 仕事で使う公式・定理・ルール127』Kindle版

中学・高校・大学と習いながらも実際に使わないままになっている数学の知識を使えるようにする画期的な数学事典です。さらに知識も教養・実用・受験の三つに分けた親切な構成になっています。

 

2月13日

 

三宅乱丈『イムリ 24』Kindle版

星間をかける壮大なファンタジーもいよいよクライマックスに。イムリと彼らを支配してきたカーマの間の秘密もいよいよ明かるみとなり、両者の間の和平がなされるかどうか、ぎりぎりの交渉が続きます。

 

 

2月12日

 

勝間和代『勝間式 超コントロール思考』Kindle版

周囲の環境にコントロールされるのではなく、自分がコントロールできるようになり、仕事や生活を快適かつ効率よく過ごすにはどうすればよいか。時間、お金、対人関係など、多方面で、思わぬ一手を見つけ出すライフハックの本です。日々収集し続ける圧倒的な情報量から得た選択肢の多さは、劇的に生活を変えることができるものが多いですが、効果の有無は読者が変化をどこまで熱心に望むかにかかっています。

 

あだち充『MIX 14』Kindle版

『タッチ』と同じ明青学園を舞台にした野球漫画。健丈高校との練習試合で登板した立花投馬、走一郎のリードに異変が。そして紅白試合でも、投馬と走一郎は別チームに分かれ対決することになります。今回も、「上杉和也」の名前を出すことで、読者への観測気球を打ち上げるあだち充です。

 

山本崇一郎『からかい上手の高木さん 10』Kindle版

冒頭のエピソードは、完全に高木さんと西片の立場が入れ代わってしまったように見えますが、よく見ると少し違うような。巻末のおまけでは、高木さんの心の動きが手に取るようにわかります。

 

 

2月8日

 

美奈子アルケトビ『砂漠のわが家』Kindle版

前から気になっていましたが、幻冬舎のセールで手ごろな値段になっていたので購入。UAE(アラブ首長国連邦)の砂漠で、11種200匹の動物と生活する著者の写真集です。広大な砂漠を背景に、ガゼル、犬、猫、ラクダ、馬、ウサギといった動物たちののびのびとした姿が印象的な一冊です。

 

小澤さとる『サブマリン707』1〜6 Kindle版

昭和30年代に一世を風靡した海洋冒険漫画。太平洋戦争ではなく、戦後の平和な世界を乱す悪の潜水艦軍団を相手に、鈍足の潜水艦707が大立ち回りを演じる冒険活劇で、庵野秀明など多くのクリエイターたちにも影響を与えた名作です。潜水艦のバリエーションや、さまざまなアングルからの構図は隙がなく、時代を感じさせない素晴らしさです。

 

 

2月4日

 

大場つぐみ小畑健『プラチナエンド10』Kindle版

『デスノート』の黄金コンビによるファンタジーバトル。一巻以来の宿敵であったメトロポリマンも倒し、残った神候補は六人、その最後の一人も明らかになります。

 

マツキタツヤ、宇佐崎しろ『アクタージュact -age 』1〜5 Kindle 版

天才的な演技力を持った女優志望の女子高生の成長物語。少年ジャンプらしく、壁にぶつかり、乗り越える度に能力がバージョンアップしたり、最初はいがみ合った競争相手と友情を結んだり、というオーソドックスな展開にどはまりしてしまいました。キャラクターのデザインや名前(百城千世子、手塚由紀治)には手塚治虫ワールドへの愛とリスペクトが感じられます。

 

 

2月3日

 

森博嗣『集中力はいらない』はいらない』(SB 新書)

元大学教授にして、小説などの著作300冊の人気作家のエッセイ。長時間の集中が苦手な著者がタスクを多元化して、分散処理をすることのメリットを説きます。持論よりも一日の執筆時間1時間などの個人のライフスタイルの秘密を細かく伝えているところが魅力です。

 

 

ヤマザキマリ『ヴィオラ母さん』さん』(文藝春秋) Kindle版

『テルマエ・ロマエ』で一世を風靡し、現在はとり・みきとの共作『プリニウス』でその画力の進化ぶりがめざましい漫画家ヤマザキマリの母のことを綴ったエッセイ。『国境のない生き方』や、漫画『ルミとマヤとその周辺』の読者にはおなじみのエピソードも多いですが、この母にして、この娘ありの規格外ぶりは、朝ドラの原作最有力候補といってよそそうです。

 

2月1日

 

柳本光晴『響 小説家になる方法 11』Kindle版

芥川賞と直木賞を同時受賞した天才女子高生作家のお話。素顔が明らかになったことで、マスコミの喧騒を避けるために、響は高校を退学。海外へ出たかと思うと、バイトを始めたりして、真剣に進路に悩んだりします。長い目で見ての作家としての成長をめざす本人に対して、周囲は今が売り時とさまざまな策を練り始めます。

 

恩田陸『不連続の世界』Kindle版

月替わりセールで安くなったので、購入。この時期の恩田陸の本は、表題と本の装丁がクールで、一時はずらりと単行本をそろえていました。『不連続の世界』は、5編からなる短編集というより、同じ登場人物による連作ですが、日常生活の中にしのびこんだ非日常的な世界の裂け目を、ホラーともSFとも純文学ともつかぬタッチで描くところが魅力です。

 

イースト・プレスの「まんがで読破」シリーズ30冊が11円のセール中なので、持っていない5冊を購入。このシリーズは、一種のまんがを使った本の解説、書評としても読むことができるので既読の本でも参考になります。なお、作画担当者は明示されず、一律バラエティ・アートワークスのグループ名になっています。

 

シェイクスピア『まんがで読破 ヴェニスの商人』Kindle版

デカルト『まんがで読破 方法序説』Kindle版 

カント『まんがで読破 純粋理性批判』Kindle版

ユング『まんがで読破 分析心理学 自我と無意識』Kindle版

『まんがで読破 三国志』Kindle版

この中で、『方法序説』と『純粋理性批判』は、現代の若者の世界についての討論から始まる形式で、個人的にはちょっと苦手です。『ヴェニスの商人』と『三国志』はオーソドックスな物語形式、『分析心理学 自我と無意識』は、ユングの伝記を、フロイトとの不和から始めるうまい展開です。

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