つぶやきコミューン

立場なきラディカリズム、ツイッターと書物とアートと音楽とリアルをつなぐ幻想の共同体
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今月買った本(2018年11月)11月13日更新

文中敬称略

 

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11月13日

 

津田大介『情報戦争を生き抜く 武器としてのメディアリテラシー』Kindle版

540円と安い上にタイムラグなく発売日に配信されるのでKindle版で購入。メディアアクティビスト津田大介の6年ぶりの単著。フェイクニュースや、SNSの炎上、ヘイトスピーチなど、日本だけでなく世界の豊富な実例を総括するかたちでの、最新版メディアリテラシーの本です。

 

伊坂幸太郎『フーガはユーガ』(実業之日本社)

伊坂幸太郎一年ぶりの小説です。例によって、仙台が舞台となっています。語呂合わせのタイトルに、思わず?となるのですが、どうやら優我と風我という双子を主人公とした物語のようです。おそらくは数奇な運命をたどるであろうこの二人に、どんな秘密があるのでしょうか?

 

11月12日

 

原田まりる、荒木宰『ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。』上 Kindle版

京都本大賞に輝いた原田まりるの「ニー哲」待望のコミカライズ、上中下の三巻刊行予定です。ニーチェといっても、口癖は健在でも姿は現代の若者。キルケゴール、ハイデガー、サルトルなど、そんな変な人が次々に京都の街に出現するシュールな設定を荒木宰がどうクリアするかが見もの。キャラクターの原案は、『サマーウォーズ』のコミカライズを手がけ、アニメ化された『ナナマルサンバツ』の作者杉基イクラ。

 

11月10日

 

板垣巴留『BEASTARS 11』Kindle版

動物たちによる学園ドラマですが、肉食獣による草食獣の食殺という重いテーマが扱われます。第一巻以来のアルパカのテム食殺事件の犯人がついに判明、それはヒグマのリズだった…ハイイロオオカミのレゴシは、果敢にも一対一の対決を行い、ついにその決着が。そのとき、戦いを見届けようとしたアカシカのルイが行った驚愕の選択とは?最大のクライマックスを迎えます。人間界では描けない壮絶バトルシーンは、グラップラー刃牙の娘の面目躍如といったところです。

 

11月9日

 

J・ウォーリー・ヒギンス『秘蔵カラー写真で味わう 60年前の東京・日本』(光文社新書)

昭和30年代に日本各地をめぐってカラーフィルムで、日本各地の鉄道写真を撮影した男J・ウォーリー・ヒギンズ。彼が撮影した東京と日本各地の写真382枚をコンパクトな新書サイズに収めた写真集。二度と見ることのできない風景の数々が鮮やかに蘇ります。

 

11月8日

 

田中芳樹、荒川弘『アルスラーン戦記 10』Kindle版

『アルスラーン戦記』は古代ペルシア周辺を舞台にした歴史絵巻。ルシタニアに支配されたパルスの奪還をもくろむアルスラーン一行は、合流する臣下を増やしますが、同時にうちわの争いも増えてゆきます。他方、ルシタニアに面従腹背の銀仮面卿こと、ヒルメスは聖堂騎士団の立てこもるザ〜ブル城を攻略しようとします。王家の血を引く二人の若者が、それぞれに勢力を伸ばし、周囲の国々も旗幟鮮明にすることが求められます。

 

11月7日

 

ひろゆき『論破力』Kindle版

2ちゃんねるの元管理人ひろゆきによる議論の方法論。ひろゆきの立ち位置は独特で、リバタリアン、リベサヨ、ネトウヨのいずれにも属さないオリジナルな発想から飛び出てくる言葉には、大きなインパクトがあります。かくいうひろゆき自身は、論破することよりもうまくゆくことが大事、論破力は諸刃の剣と位置づけています。

 

11月6日

 

石塚真一『BLUE GIANT SUPREME 6』Kindle版

石塚真一のジャズ漫画『BLUE GIANT』の海外版です。宮本大とカルテットを結成したハンナ、ブルーノ、ラファエルですが、まだバンドに名前もなく、バーでの評判は上々ながら、オファーは途切れがち。そこで、ピアニストのブルーのは一計を案じます。さらにカルテットはジャズフェスへの出場をもくろみます。海外の風景がリアルに再現される卓越した画力、生活感のあるディテールへのこだわり、ファンを唸らせる音楽シーンの盛り上がりと三拍子揃った名作の快進撃が続きます。

 

11月5日

 

東野圭吾『沈黙のパレード』(文藝春秋)

科学者湯川学が探偵役をつとめるガリレオシリーズ6年ぶりの新作です。町のアイドルで歌手志望の少女が失踪し、数年後その遺体がゴミ屋敷で発見。容疑者は、数年前に幼女殺しの容疑者でありながら、証拠不十分で逮捕できなかったあの男。今回も犯人の尻尾をつかず困り果てた草薙は、湯川に助けを求めます。東野作品は、コミカライズされたものを除き、電子化されていないようです。

 

青山剛昌『名探偵コナン 95』Kindle版

ふだんは買わずにアニメだけ見ている『名探偵コナン』ですが、いよいよ黒幕の正体が明らかということでチェックしてみましたが、何のサプライズもないベタな設定でした。でも、黒づくめの組織に新一の生存がいよいよバレそうになったり、安室透と赤井秀一の直接対決に、新一のパパママの暗躍など見どころは多いです。

 

 

11月4日

 

堀江貴文・西野亮廣『バカとつき合うな』Kindle版

一見ホリエモンとキングコング西野の対談本に見えますが、実際には発言を持ち寄り構成した本のようです。その分、ロジックが整理され、とても読みやすい日本語となっています。タイトルに「バカ」とつく本は、それぞれの「バカ」の定義が肝になります。本書は、上から目線で一律に「バカ」を断罪する本ではなく、むしろ「悪いバカ」から「よいバカ」への移行、変身を促す本なのです。

 

11月3日

 

Amazonからの箱が到着。4冊注文したものの、1冊は入荷遅れで、3冊のみ到着。

 

千葉雅也『意味がない無意味』(河出書房新社)

哲学者千葉雅也が様々な場所で発表した論考を一冊にまとめた本です。千葉雅也の対談集『思弁的実在論と現在について』もまだ読みかけで、どっちを先に片づけようかと迷っているところです。対談集は前からリニアに読み、こちらは気になるギャル男論とかプロレス論などから虫食い的に読むのがよいのかもしれません。

 

落合陽一・猪瀬直樹『ニッポン 2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法』(角川書店)

すでに電子版を読み終えていますが、レビューを書くために、該当ページを探し出すのは紙版の方が時間はかからないです。あと、ページ表記があった方が校正の時に便利ですね。どういうわけか、紙版と同じ1512円だったKindle版はいつのまにか、1361円に値下げされたようです。

 

星野博美『みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記』(文春文庫)

単行本が出たとき、なにかしら惹かれるものがありながら買いそびれていた本です。文庫化を機会に購入しました。400年の歳月をさかのぼり、長崎からスペインへと、キリシタン渡来と訪欧の歴史を訪ねる旅に著者は出かけますKindle版は11月8日まで50%(550pt)ポイント還元です。

 

11月2日

 

白井カイウ・出水ぽすか『約束のネバーランド 11』Kindle版

鬼の支配する世界で、彼らの食料として育てられた子どもたちが、自由を求めて戦うファンタジー漫画です。最初は、グリムなどの童話を思わせるダークファンタジーだったのですが、ここへ来て構図的に『進撃の巨人』に似通ってきた気がします。鬼の狩りのために人々が放し飼いにされた狩場(かりにわ)と呼ばれる街で、人々は立ち上がり、エマはその先頭に立ちます。しかし、最後に残った鬼、レウィウスは強大で、仕掛けた攻撃もこととごとくはねのけ、エマは絶体絶命のピンチに。はたして勝敗の行方は。

今月買った本(2018年10月)10月31日更新

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10月31日

 

落合陽一・猪瀬直樹『ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法』(角川書店)Kindle版

通常落合陽一の本は紙で押さえていたのですが、それだとAmazon経由では発売日に間に合わないので、とりあえずKindle版で読むことにしました。紙の方は他数冊とまとめて注文する予定です。落合陽一の凄いところは、学者とアーティストと自分のテリトリーを押さえるのに精一杯になりがちなポジションにありながら、果敢に全体を俯瞰するフィールドへと進出し、はるかに年配の論客と議論を重ねているところです。データをぶつけながら、相手のフィールドで戦うスタンスは、アントニオ猪木の異種格闘技戦を思い出させます。冒頭の落合の文章を読んでいて、「オリンピックが決まった2013年からの4年間、我々の未来は2020年で止まってしまった.」という2017年4月のツイッターの一文に思わずはっとしました。賛成、反対にかかわらず、その諸問題に着しすぎて、本当に深刻な問題が浮上してくる、その先を見通すパースペクティブを大半の人が忘れがちなのが問題なのです。その上で、落合は本当に重大な問題とそうでない問題を選別してゆきます。日本の近現代史に広い知見を持つ猪瀬直樹は、東京の問題と日本全体の問題を分け、地方からこの国の未来を考えようとします。たとえば、待機児童が少子化の地方で問題となるはずもなく、それは東京の問題にすぎません。世代、フィールド、キャリア、デジタルへの親和性、さまざまな意味で、対照的な二つの視点が奇妙にシンクロしながら、日本の近未来の諸問題を浮き彫りにしてゆきます。

   紙版

 

10月26日

 

この日から始まった幻冬舎電本フェス「リターンズ」より2冊購入。

 

田中修治『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』Kindle版

木乃伊取りが木乃伊になって、本来他人に買わせるつもりであった会社を、再生計画を立てるうちに自分で買ってみたくなった。だが、その会社は売上20億に対し14億もの借金があり、周囲からもやめた方がよいと忠告されていた。さあ、背水の陣を敷いた作者の運命やいかに?という赤字企業の再生物語です。

 

井出明『ダークツーリズム 悲しみの記憶を巡る旅』Kindle版

チェルノブイリや、アウシュビッツなど、人類史上の不幸な歴史のある場所を訪ねる旅をダークツーリスムといいます。ダークツーリズム関連の著者の文章には、ゲンロンの『福島第一原発観光地化計画』ですでに接しているので、その概要はわかっていますが、本書では日本の具体的な事例を多く紹介しています。有数の国際観光地である小樽にどのような歴史があったのかも知りたいと思いました。

 

 

10月23日

 

この日まで107円セールであった『とつくにの少女』1,2を購入。

 

ながべ『とつくにの少女』1,2 Kindle版

美しい絵本のようなタッチで描かれたファンタジーです。こちら側の世界から捨てられた少女と、<外>の世界の頭部が獣のような存在との交流譚が中心となります。少女は<内>の世界からも排除され、<外>の世界からも狙われることになります。卓越した画力に支えられた詩的な雰囲気の漂う作品です。

 

テレビ化記念で1巻が108円のセールであった『義母と娘のブルース』(上)を購入、読み出すと止まらなくなり、下も買ってしまいました(こちらは324円)。

 

桜沢鈴『義母と娘のブルース』上、下 Kindle版

死んだ母親代わりにやってきた父親の結婚相手は、父のライバル会社のエースであったやり手のキャリアウーマン。やることなすこと見当はずれですが、やる気だけはあり、次第に娘との間にも絆が生まれてくるというハートウォーミングな設定。ストーリー漫画なら10巻でも20巻でも続けられそうな内容ですが、あくまで4コマのギャグマンガで、話のペースが異様に早く、上巻では小学生だった娘が高校生となっています。

 

10月17日

 

猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って 7』Kindle版

デザイナー志望の少年都村育人と、160センチに満たない身長でモデルになろうとする少女藤戸千雪の物語。いかなる運命のいたずらか、芸華祭のファッションショーで、育人はこれまで励まし合ってきた千雪とも、彼を慕う180センチのデザイナー志望のモデル長谷川心とも敵味方に分かれて戦う羽目になります。彼をパタンナーとして配下に置こうとしたファッション界のサラブレッド綾野遠に対するライバル心に燃える育人は、思わぬ人物をチームに勧誘するのでした。

 

新川直司『さよなら私のクラマー 7』Kindle版

埼玉の高校の女子サッカー部の活躍を描く青春物。ワラビーズが目標としてきた久乃木学園を破った栄泉船橋の実力の秘密とは?前半スムーズに得点を先制したワラビーズですが、その後栄泉船橋の底力を思い知らされることになります。

 

東浩紀編『ゲンロン4 現代日本の批評掘Kindle版

10月25日までゲンロン1と4〜7が50%OFFとなっていたので、まだ買っていないもののうち興味があるものを買いました。ゲンロン4は浅田彰のロングインタビューが目玉ですね。

 

10月13日 

 

池上彰『世界を変えた10冊の本』(文春新書)Kindle版

『聖書』『コーラン』『資本論』『種の起源』『アンネの日記』など、歴史的な名著の世界史的な意義を解説した本です。この日のKindle日替わりセールで199円だったので買いました。だいたいは持っているけど、読み切ったことはない本ばかりです。

 

10月12日

 

二ノ宮知子『七つ屋志のぶの宝石匣 8』Kndle版

質屋の娘、倉田志のぶと、質草として預けられたその婚約者の宝石商北上顕定を中心に展開する宝石鑑定事件簿とも言えるのが、この『七つ屋志のぶの宝石匣』です。志のぶには、宝石のオーラを見抜く力があってそれが様々な謎を解き明かす一方で、同時にさまざまなトラブルを引き起こすことになります。他方、顕定は宝石の顧客を情報源に、失踪した父親の行方をつきとめようとするのですが…

 

10月9日

 

前日忘れ物をし、取りにゆくついでに同じ本屋で、次の二冊を購入。

 

村田紗耶香『地球星人』(新潮社)

「星人」というと、『GANTZ』を思い浮かべますが、冒頭で出てくる設定は語り手の女の子が「魔法少女」であるという告白。『コンビニ人間』よりもはるかにぶっとんだSF的世界が展開しそうです。

 

ナカムラクニオ、道前宏子『村上春樹語辞典』

荻窪のブックカフェ「6次元」の店主ナカムラクニオと、「6次元」の経営者にして編集者である道前宏子による村上春樹に関する辞典、作品名、作中人物名、作中に登場する地名やアーティストや音楽など、幅広い村上春樹関連語を収録しています。何百枚とある本書のカラーのさし絵すべてをナカムラクニオ一人で描いていて、70年〜80年代ぽいカルチャーの匂いが濃厚に漂う本です。

 

そしてAmazonより落合陽一、清水高志、上妻世海の対談である『脱近代宣言』(水声社)が到着。

再三の発売延期のために、Amazonでの注文もいったんキャンセルされ、発売後も書影が出ないままです。プレミア価格で高騰したマーケットプレイスが定価まで下がったのを見て、注文。その後、定価割れした業者も出ましたがあっという間に売り切れとなり、今は元のプレミア市場に戻り、4千円前後で推移しています。他のネットショップも在庫切れが多く、在庫ありになってもすぐに売り切れるので近所の書店に見当たらない場合は、楽天ブックスe-honオムニ7あたりをチェックするとよいでしょう。

 

 

10月8日

 

所用で街に出たついでに大型書店で近刊二冊を購入。

 

平野啓一郎『ある男』(文藝春秋)

『文學界』6月号に掲載された平野啓一郎の最新長編です。先に買った『文學界』の方を読まないままに、結局単行本も買ってしまいました。再婚相手ながらも、長年連れ添った夫が実は別の人間だったというところから始まる人間存在の根本を問いかける問題作です。

 

増田俊也『木村政彦 外伝』(イーストプレス)

『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』の収まらなかった関連記事や対談など、多様なコンテンツを収めた2段組み(一部四四段組み)720ページにわたる大著です。対談相手も平野啓一郎、角幡唯介、猪瀬直樹、原田久仁信、小林まこと、中井祐樹と錚々たるメンバーが並んでいます。また膨大な数の写真を収めた資料本としても重宝。格闘技ファンの必見本です。、

 

10月7日

 

板垣巴留『BEASTARS 10』Kindle版

この物語の冒頭のアルパカのテムの食殺事件の犯人が浮かび上がり、レゴシは警察に訴えることなく、自分よりも強大な相手と対決しようと決意します。少年刃牙と花山薫を彷彿させる、バトルものの色が濃くなる一巻です。他方、ルイとも接触をはかります。彼の狙いは一体?

 

 

10月5日

 

『NewsPicks Magazine Autumn 2018 vol.2 ニューエリートの必読書500』

幻冬舎より発行されたNewsPicks Magazineの第二号です。ビジネス・科学寄りに編集された『ダ・ヴィンチ』的なイメージですが、そこから差別化する三つの大きな特徴があります。1)は異様に紙質がよいこと【その分ページ数の割に重い) 2)日本だけでなく、アメリカの知識人の情報を多くカバーしていること 3)文化人をアイドル的にビジュアルで攻めていることです。それを示すように、各記事冒頭の写真が異様に大きかったり、前田裕二と落合陽一のしおりが巻末付録についていたりします。

 

10月4日

 

西尾維新、大暮維人『化物語 2』Kindle版

西尾維新の物語シリーズの原点を大暮維人がコミカライズしたもの。大暮維人は、小畑健あたりと互角に張り合えるほど絵のうまい漫画家で両者の最近の作風は似てきています。漫画としてだけでなく、イラストのような決め絵は、そのままアート作品として通用するレベルです。デジタル作画によるものと思われますが、一枚を描くのに相当な時間がかかっていると想像できます。女性を描く線も異様に美しいのですが、それがそのままキャラクターの萌え的魅力につながらないのは、エクセントリックなキャラクターの多い西尾作品ゆえなのかもしれません。

 

今月買った本(2018年8月)8月31日更新

文中敬称略

 

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8月30日

 

結局、早川の科学書のセールで追加購入したのは、次の二点でした。

 

ジム・ホルト『世界はなぜ「ある」のか?』Kindle版

ライプニツ以来の存在の謎に、著名な哲学者、物理学者、神学者、文学者との対話を重ねながら、謎の核心に迫ってゆく本です。

 

アミールDアクセル『「無限」に魅入られた天才数学者たち』Kindle版

無限ははたして数なのか、モノなのか。無限をモノとして扱い、異端視された数学者カントールとそれに続く数学者たちの群像を描く数学史物語です。

 

 

8月29日

 

早川の科学書のセール(〜8/30)は、科学書の名著やベストセラーが激安で、思わず47タイトルすべてポチりたくなります。予算枠と相談しながらとりあえず以下の7冊を購入。もう4冊程度追加購入を検討中。今は時間がないので解説は割愛します。

 

オリバー・サックス『火星の人類学者』『妻を帽子とまちがえた男』『音楽嗜好症』『色のない島へ』Kindle版

コンラート・ローレンツ『ソロモンの指環』Kindle版

リチャード・ドーキンス『進化とは何か ドーキンス博士の特別講義』Kindle版

ダンカン・ワッツ『偶然の科学』Kindle版

 

 

8月28日

 

山村竜也『真田幸村と十勇士 猿飛佐助/霧隠才蔵/三好清海入道/三好為三入道/由利鎌之助/穴山小助/海野六郎/望月六郎/筧十蔵/根津甚八』 (幻冬舎新書)Kindle版

幻冬舎の199円セール(〜8/30)のタイトルの一つです。実際の真田家の歴史と、フィクションの真田十勇士のキャラクター紹介を並記してあり。史実とフィクションがごっちゃにならずに整理できる重宝な本です。十勇士のうち八人までは江戸時代の創作で、残りの二人が明治以降の創作とか、真田家の忍者はみんな甲賀だと思っていたら、佐助は甲賀で才蔵は伊賀だったなど興味深いネタ多数です。

 

8月27日

 

たかぎ七彦『アンゴルモア 元寇合戦記 10』Kindle版

1274年の文永の役、対馬での戦いを描きます。多勢に無勢のモンゴル軍を前に、阿鼻叫喚の地獄が展開します。冒頭からこれまでなかったようなR18的表現も多用されます。その中で、水中に落ちた朽井迅三郎は、そして輝日姫の運命は?最終回となっていますが、元寇がこれで終わるわけもなく、あくまで対馬編最終回で、次は博多編へと続きます。

 

8月25日

 

荒木健太郎『雲を愛する技術』(光文社新書)Kindle版

すでに紙版を購入し、レビューも書いた本の電子版が600円と新書フェア(〜9/6)で安くなったので購入。電子版には、いつでも持ち運べてかさばらない、マーカー機能が使える以外にも、いくつかのメリットがあります。紙版の場合には写真は1ページに数枚まとまっているものが、電子版の場合には本文の該当箇所に合わせる形で、一枚ずつ大きく表示できます。またPC、タブレットやスマホでは、透過光で表示されるので、紙の印刷よりも写真がずっと鮮やかで美しく見えます。

p109の「多毛積乱雲」の画像比較(タブレットは10インチのFire HD10)。露出がタブレットに合ってしまったので、紙の方ももう少し明るく鮮やかですが、歴然とした違いがあるのは確かです。

 

8月24日

 

この日Amazonから到着した本。ここ一ヶ月に出た新刊です。

 

田崎健太『真説・佐山サトル』(集英社インターナショナル)2018/07/26

初代タイガーマスク佐山聡の波乱に満ちた格闘技人生をたどる渾身のドキュメンタリー。新日本プロレスからUWFへ、そしてシューティング、 掣圏道へ。あまりに理想が先を行きすぎて、誰もその言動の真意を理解できなかった不世出の天才の謎を解き明かします。

 

谷本真由美『世界でバカにされる日本人』(ワニブックス[PLUS] 新書)2018/08/22

TVの「日本スゴイ」番組は見ていて恥ずかしくなります。非常にトリビアな事柄をとりあげて、外国人に褒めてもらおうとする根性の卑しさ。結局は、自信のなさの裏返しでしかないからです。敵を知り、己を知れば百戦危うからずと言います。少数派の親日家ではなく、大多数の外国人の意見をイギリスを拠点にしながら世界を旅するめいろまこと、谷本真由美が明らかにします。

 

柴崎友香『きょうのできごと、十年後』(河出文庫)2018/08/04

柴崎友香の『きょうのできごと』を、映画化した行定勲監督のリクエストに応え、その十年後を書いた作品。ところで、『きょうのできごと』は何年か前に読んだけれども、まるでストーリーを覚えていないのです。ストーリーそのものよりも、会話や文章の流れの方に魅力があり、そちらに気をとられていたからかもしれません。

 

ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ 』1、2巻 Kindle版

紙の本を全巻買って読んだものの手元にもうありません。23日までのセールのはずでしたが、この日の朝はまだ108円のセール価格だったので、駆け込み的に購入しました。『プリニウス』の進化した絵から見ると、『テルマエ』の絵は拙く見えるのでしょうか。

 

8月20日

 

フランス・ヨハンソン『成功は”ランダム”にやってくる!チャンスの瞬間「クリック・モーメント」のつかみ方』(CCCメディアハウス)Kindle版

Kindle日替わりセールの対象になっていたので購入。努力だけではどうにもつかめないチャンスを高めるのにどうすればよいのか。アメリカのビジネス書は、日本のビジネス書と異なり、用例を数多く並べ長々とデータを提示し、ロジックが見えにくいきらいがありますね。

 

8月19日

 

佐々木俊尚、小林希『多拠点生活のススメ』(幻冬舎 plus+)

東京、軽井沢、福井を拠点とした作家佐々木俊尚が、同じく東京、瀬戸内海の島、海外を拠点とした生活を送る小林希と、多拠点生活のメリットや知恵、実際にかかる費用などを公開した本。軽井沢は月9千円とか耳寄りな情報も多いけれど、短いのであっという間に読み終わってしまいます。

 

8月18日

 

「幻冬舎のオススメ教養書」のセールでは、Kindle版で以下の本が199円と手ごろだったので購入。

 

中条省平『マンガの教養 読んでおきたい常識・必修の名作100』(幻冬舎新書)Kindle版

独自の視点から、歴代マンガのベスト100を紹介した本です。大学で教壇に立つ著者だけに、文章はわかりやすいですが、古典的名作を除くと、文学的な作品やディープな作品が多いようです。知っている作品の話のツボを再確認したり、知られざる名作の中身を知るにはよい本です。

 

 

大野芳『吉田兼好とは誰だったのか 徒然草の謎』(幻冬舎新書)Kindle版

国語の教科書や入試の常連でありながら、その実正体が謎に包まれた『徒然草』の著者、吉田兼好の真実に迫る本です。

 

白取春彦『超訳 釈迦の言葉』(幻冬舎) Kindle版

ベストセラー『超訳 ニーチェの言葉』の著者が、その後の仏教が説くのとはまったく違った釈迦のオリジナルな教えをわかりやすく紹介した本です。

 

8月17日

 

猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って 6』Kindle版

ファッションモデル志望の少女とデザイナー志望の少年の夢へのステップを描く『ランウェイに笑って』。これまで順風満帆に見えた都村育人の未来に暗雲の垂れ込めます。ウィークポイントは入院中の母親と金欠病。そのウィークポイントをつくように、

と若手デザイナーの綾野遠と、長谷川心のマネージャー五十嵐は、それぞれに育人にハードな選択を迫る話を持ちかけます。他方、パリコレへのチャレンジを決意した藤戸千雪は…

 

 

8月16日

 

角幡唯介『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンボー渓谷に挑む』Kindle版

この日まで40%ポイント還元となっていたので、駆け込み的に購入。冒険家角幡唯介のチベット奥地の前人未踏と言われる渓谷へのチャレンジの記録です。開高健ノンフィクション賞受賞作。 

 

板垣巴留『BEASTARS』2〜9 Kindle版

マンガ大賞2018の大賞受賞作。動物ものですが、人間社会の光と闇をそのまま映しています。板垣恵介娘説がささやかれる作者ですが、R18的な描写を少年誌で堂々と行ったり、女性漫画家らしからぬバトルシーンを展開したりと、非凡な才能が全編にあふれる力作です。

 


8月14日

 

荒川三喜夫『ピアノのムシ』6〜10巻 Kindle版

13巻完結記念で1〜10巻まで324円と半額に近い値段だったので、まとめて購入。性格は最悪ながらも、最高の技術を持つ調律師蛭田敦士によるピアノ事件簿的なストーリー。新米ながらもすぐれた耳の持ち主の女性星野小眞(ほしのこま)とからみながら、ピアノのトラブルシューティングを行ってゆきます。一部メーカー名などは創作ですが、電気ピアノ(電子ピアノ以前に作られたハイブリッド)や、家具として作られたテーブルピアノなど見たことのない歴史的ピアノが登場したり、ピアノの内部構造も詳しく解説されるなど蘊蓄が楽しいコミックです。

 

8月13日

 

イリーナ・メジューエワ『ピアノの名曲 聞きどころ 弾きどころ』(講談社現代新書)Kindle版

現役著名ピアニストによるピアノ名曲の解説ですが、音楽評論家による蘊蓄的解説とは異なり、実際に演奏する者の視点に立ち、一曲につき数カ所楽譜を引用しながら、わかりやすい言葉でアナリーゼを加えています。バッハのコールドベルグ変奏曲などは33の変奏すべてに解説があったりと、演奏者にはとても役立つ名曲案内です。

 

 

8月10日(午後)

 

同じ書店で、午前中買い忘れた本を追加購入。

 

ポール・ウェイド『プリズナートレーニング』(CCCメディアハウス)

本囚人のトレーナーが器具のない監獄で練り上げた自重筋トレメニューを詳しく紹介。そのメニューは、腕立てやスクワット、懸垂などの自分の体重だけのトレーニングからなっています。最終的なゴールは、片手での懸垂や片手での倒立腕立てなどで、ボディビルダーを上回る筋力をスマートな体形に収めることを目標にしています。

 

『漫画家本6 あだち充本』(小学館)2018/8/8

『タッチ』で上杉克也が死ぬことははじめから決めていたなど、あだちワールドのさまざまな秘密が語られる20時間インタビューを中心に、全作品の著者による解説を盛り込んだシリーズムック本です。

 

あだち充『MIX 13』(小学館)2018/8/9

『タッチ』で上杉達也の友人であった原田正平が記憶喪失の男として登場。交通事故から音美を救ったよしみで立花家に居候しながらがら記憶を取り戻そうとする中で、喫茶店「南風」など30年間の変化がそれとなく読者に知らされます。

 

 

8月10日(午前)

 

地元の大型書店で以下の本をまとめ買い。

 

関根虎洸『遊郭に泊まる』(新潮社)2018/7/31

北は青森から南は山口まで、絶滅危惧種の遊郭建築の宿に泊まるというコンセプトの写真集です。ふだん写真が撮れない飛田新地の「鯛よし百番」の内外は、その絢爛豪華さで見る者を圧倒します。

 

川上洋一『東京いきもの散歩』(早川書房)2018/6/19

新宿御苑や、葛西臨海公園、目黒の自然教育園など、都心に残された自然の中で生息する多様な生物の紹介した本です。江戸時代から今日に至る場所の変遷も詳しく紹介され、自然観察の穴場スポットを見つけるのによさそうです。

 

筒井康隆『誰にもわかるハイデガー:文学部唯野教授・最終講義』(河出書房新社)

小説『文学部唯野教授』から生まれた、ハイデガーの『存在と時間』の解説書です。本当に誰にでもわかるように雑談をまじえながら平易な言葉で語っています。

 

宿野かほる『はるか』(新潮社)2018/6/22

『ルビンの壺が割れた』の作者によるAIを題材にした恋愛小説です。冒頭は、ボーイミーツガールのジュブナイルナイルな恋愛小説のように見えますが、恋人をAIで再現しようとするとき、何か不気味なことが起こりそうです。

 

柴崎友香『寝ても覚めても 増補改訂版』(河出文庫)2018/6/5

たしか『寝ても覚めても』の文庫本は買って読んだ記憶がある気がするのですが、ツイッター上で流れるストーリーを聞いても、全然記憶にありません。何か別の作品の間違いなのでしょうか、それとも… まあ、表紙も違うし、増補改訂版なのでまあいいか。

 

有働由美子『ウドウロク』(新潮文庫)2018/4/27

NHKを退社したアナウンサーの有働由美子の単行本を文庫化したもの。もっとも、単行本自体の出来事は退社前なので、現在の心境や今後のプランまではカバーできてないようです。

 

本間龍『ブラックボランティア』(角川新書)2018/7/7

四千億以上のスポンサー収入を集めながら、11万人10日間拘束のボランティアを報酬のみならず、経費ゼロで動員しようとする東京オリンピックの搾取構造に、『原発プロパガンダ』などの著書で知られる本間龍が迫ります。

 

 

8月9日

 

諌山創『進撃の巨人 26』Kindle版

いよいよ『進撃の巨人』もクライマックス。敵地に乗り込んだエレンは巨人となり、調査兵団ともども大暴れ。敵味方とも大きな被害をもたらします。最後に行き着く先ははたして? 

 

8月8日

 

フリート横田『東京ノスタルジック百景 失われつつある昭和の風景を探しにKindle版

Kindleの日替わりセール対象となったものですが、単なるレトロスポットの写真集にとどまらず、現地の住民の声を拾ったり、昔の写真を並べたりする中で、場所の歴史が浮かび上がるつくりです。谷根千や佃島のようなより古い下町スポットは取り上げず、浅草地下街や、今川小路や、大塚三業地などニッチで、日常的な場所をセレクトしたのも、よい選択ですね。

 

 

8月7日

 

ONE、村田雄介『ワンパンマン 17』(集英社)

あまりに強すぎて、敵をワンパンチで倒してしまうヒーローワンパンマンことサイタマ。強い敵が出没、それを迎撃する他の強そうなヒーローが惨敗。そこでサイタマが現れ、ワンパンチで倒すという王道パターンもマンネリを感じたのか、あくまでインディー路線を貫くアンチヒーローのガロウとヒーロー軍団の戦い、アンチヒーローを自軍に取り込もうとする怪人協会の三つ巴の様相になり、それが膠着状態に陥ったあたりで、サイタマ登場のパターンに変わってきていますね。

 

8月6日

 

つくしあきひと『メイドインアビス 7』Kindle版

主人公の少女リコは、ひたすら未知の生物の出没する地下の穴に深く、深く潜ってゆきます。くにゃくにゃした生理的に違和感のある生き物とのやりとり、独特の世界を築いた作者のファンタジーの世界は他に比べるものがありません。

 

 

8月5日

 

中田考『みんなちがって、みんなダメ』(KKベストセラーズ)

『君たちはどう生きるか』を読むとバカになる!イスラーム法学の大家にしてラノベ作家の中田考が、新境地に挑む人生論です。センセーショナルな帯文と表紙のミスマッチ的なかわいさが幸いして、中田考の作品としては飛ぶように売れているようです。

 

白井カイウ・出水ぽすか『約束のネバーランド 10』Kindle版

農場から脱出したエマたちは、自分たちを食料とする鬼たちに立ち向かうパルチザンのグループに合流。狩場で、鬼たちを待ち伏せして、奇襲をかける計画がスタート。幸先よくノウマを仕留めたと思ったものの、思わぬ逆襲に遭って、次々に倒れてゆく仲間たち。そんな中、最強の敵レウウィスと対峙したエマは?

 

8月3日

 

小林有吾・上野直彦『アオアシ 13』Kindle版

『アオアシ』は青井葦人を主人公にしたサッカー漫画。「東京シティ・エスペリオン」のユース生となり、Aチームに抜擢され柏大商業戦で試合に投入された葦人が、レベルの違いに苦しみながら、何とかチームに貢献する道を模索する苦闘を描きます。

 

こうの史代『さんさん録 1』Kindle版

『この世界の片隅に』『夕凪の街桜の国』テレビドラマ化記念セールで、108円となっていたので購入しました。『この世界の片隅に』や『夕凪の街桜の国』では、女性の生き方を描いた作者が、妻に先立たれた男の主夫としての奮闘記を描いたもの。妻が残したノートが生きるヒントとなります。

 

8月2日

 

荒木飛呂彦『岸辺露伴は動かない 2』Kindle版

『岸辺露伴は動かない』は、天才漫画家岸辺露伴を主人公とした、『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ的作品。この第二巻は、四編の短編からなり、スピーディなストーリー展開で、読者を引き込む傑作揃いです。

 

8月1日

 

つくしあきひと『スターストリングスより』Kindle版

竹書房のセールで70%OFFとなっていたので購入。『メイドインアビス』のつくしあきひとが2011年に発表した短編作品です。『星の王子さま』のように、宇宙を舞台にした夢のあるファンタジー作品になっています。

 

 

 

 

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