つぶやきコミューン

立場なきラディカリズム、ツイッターと書物とアートと音楽とリアルをつなぐ幻想の共同体
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著者別索引コミック編1【ア〜ト】 著者別索引コミック編2【ナ〜ワ】

小説
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「ホワイトラブ」1
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供屮據璽僉璽螢譟璽轡腑鵝1, 2, 34, 5,  6, 7,  8,  9,  10,11-1213-14, 15, 16-17,  18,19
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セール情報

電子書籍セールのまとめ

 

メディア

『情熱大陸 #978 「科学者・落合陽一」』スーパーダイジェスト

 

Magazine Watch

鴻巣友季子「100分de名著 マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』」

國分功一郎「100分de名著 スピノザ 『エチカ』」

千葉雅也・東浩紀『実在論化する相対主義』(ゲンロンβ28,29より)

NewsPocks Magazine Autumn 2018 vol.2

NewsPicks Magazine summer 2018 vol.1

 

今月買った本 

2017年12月 2018年1月  2018年2月  2018年3月  2018年4月    2018年5月 

2018年6月   2018年7月  2018年8月  2018年9月  2018年10月  2018年11月

2018年12月   2019年1月  2019年2月  2018年3月  2018年4月

 

Book Review

718.岩本ナオ『マロニエ王国の七人の騎士』1〜3 NEW!

717.安富歩『老子の教え あるがままに生きる』

716.さやわか『名探偵コナンと平成』
715.ヤマザキマリ×とり・みき『プリニウス 次

714.森田真生『数学の贈り物』

713.浦沢直樹『あさドラ! 1』

712.小玉ユキ『青の花  器の森 2』

711.千葉雅也、二村ヒトシ、柴田英里『欲望会議 「超」ポリコレ宣言』

710.村田沙耶香『地球星人』

708.平川哲弘『ヒマワリ』1〜7

707.宮田珠己『ニッポン47都道府県 正直観光案内』

706.青木真也『ストロング本能 人生を後悔しない「自分だけのものさし」』

705.勝間和代『勝間式 超コントロール思考』

704.新川直司『さよなら私のクラマ― 8』

703.堀江貴文『堀江貴文 VS. 鮨職人 鮨屋に修業は必要か?』

702.ヤマザキマリ『ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ』

701.マツキタツヤ、宇佐崎しろ『アクタージュ act-age』1-5 

700.坂口恭平『建設現場』

699.迫稔雄『バトゥーキ』1,2

698.落合洋司『ニチョウ 東京地検特捜部特別分室』

697.えらいてんちょう『しょぼい起業で生きていく』

696.坂口恭平『cook』

695.前田裕二『メモの魔力』

694.ヴィトゲンシュタイン『小学生のための正書法辞典』

693.落合陽一『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる人と育てる人のための教科書』

692.津田大介『情報戦争を生き抜け 武器としてのメディアリテラシー』

691.伊坂幸太郎『フーガはユーガ』

690.J・ウォーリー・ヒギンズ『60年前の東京・日本』

689.落合陽一、猪瀬直樹『ニッポン 2021-2050』

688.東野圭吾『沈黙のパレード』

687.かっぴー、うめ『アイとアイザワ 1』

686.ナカムラクニオ、道前宏子『村上春樹語辞典』

685.石田衣良『七つの試練 池袋ウエストゲートパーク将検

684.小玉ユキ『青の花 器の森 1』 

683.堀江貴文『健康の結論』

682.山口つばさ『ブルーピリオド』

681.『漫画家読本vol.6 あだち充本』

680.ポール・ウェイド『プリズナートレーニング』

679.関根虎洸『遊郭に泊まる』

678.荒木飛呂彦『岸辺露伴は動かない 2』

677.坂口恭平『家の中で迷子』

676.ヤマザキマリ×とり・みき『プリニウス察

675.落合陽一『デジタルネイチャー』(前編)  

      落合陽一『デジタルネイチャー』(後編) 

674.大童澄瞳『映像研には手を出すな!3』

673.宮田珠己『東京近郊スペクタクルさんぽ』

672.出水ぽすか・白井カイウ『約束のネバーランド』1〜9 

671. OCHABI Institute『伝わる絵の描き方 ロジカルデッサンの技法』 

670.土屋敦『男のチャーハン道』
669.岸政彦『はじめての沖縄』

668.荒川弘、田中芳樹『アルスラーン戦記 9』

667.高野秀行『間違う力』

666.三部けい『夢で見たあの子のために 2』

665.クロスケ『巨大仏巡礼』 

664.ロバート・キンセル、マーニー・ぺイヴァン『YouTube革命 メディアを変える挑戦者たち』

663.東野圭吾『魔力の胎動』

662.諌山創『進撃の巨人 25』 

651.堀江貴文『堀江貴文の本はなぜすべてがベストセラーになるのか?』

650.堀江貴文・落合陽一『10年後の仕事図鑑』

649.猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って』1〜4  
648.辻田真佐憲『空気の検閲 大日本帝国の表現規制』 
647.中沢新一『アースダイバー 東京の聖地』

646.畠山理仁『黙殺 報じられない”無頼系独立候補”たちの戦い』

645.あだち充『MIX 12』 

474.ラルフ・ミレ―ブス『バイコヌール宇宙基地の廃墟』
473.田中圭一『Gのサムライ』
472.宮城公博『外道クライマー』 
471.山本崇一郎『からかい上手の高木さん』1〜3
470.速水健朗『東京どこに住む?住所格差と人生格差』 
469.勝間和代『2週間で人生を取り戻す!勝間式汚部屋脱出プログラム』 
468.隈研吾『建築家、走る』
467.三部けい『僕だけがいない街 8』 
466.福島香織『SEALsと東アジア若者デモってなんだ!』 
465.ドリヤス工場『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』
464.松井優征・佐藤オオキ『ひらめき教室』 
463.清野とおる『増補改訂版 東京都北区赤羽 1』 
462.佐々木敦『ニッポンの文学』 
461.桜木武史『シリア 戦場からの声』 
460.平野啓一郎『マチネの終わりに』 
456.町田康『リフォームの爆発』
455.諌山創『進撃の巨人 19』
454.安田寛『バイエルの謎』 
453.松井優征『暗殺教室 19』 
452.万城目学『バベル九朔』 
451.二ノ宮知子『87CLOCKERS 8』 
450.佐々木敦『例外小説論』
449.落合陽一『これからの世界をつくる仲間たちへ』
PART2 魔法使いになる方法
448.甲斐谷忍『無敵の人 機 
447.堀江貴文責任編集『堀江貴文という生き方』
446.瀬谷ルミ子『職業は武装解除』
445.万城目学『ザ・万字固め』 
444.宮崎克×あだちつよし『怪奇まんが道』 
443.大崎善生『聖の青春』 
442.松井優征『暗殺教室 18』 
441.堀江貴文『本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方』
440.森山高至『非常識な建築業界 「どや建築」という病』 
439.森博嗣『作家の収支』
438.安田菜津記『それでも、海へ』
437.岡本亮輔『聖地巡礼 世界遺産からアニメの舞台まで』 
436.桐木憲一『東京シャッターガール』(1〜3)
435.松浦儀実・渡辺保裕『神様がくれた背番号』(1〜3)
434.落合陽一『魔法の世紀』
433.斎藤孝『語彙力こそが教養である』
432.三部けい『僕だけがいない街 7』
431.桜木紫乃『ホテルローヤル』
430.危険地報道を考えるジャーナリストの会編『ジャーナリストはなぜ戦場」へ行くのか』
429.高野秀行・清水克行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』 
428.米澤穂信『王とサーカス』
427.岩井俊二『リップヴァンウィンクルの花嫁』 
426.和合亮一『詩の寺子屋』  
425.江川紹子『もか吉、ボランティア犬になる。』
424.松井優征『暗殺教室 17』 
423.米澤穂信『真実の10メートル手前』
422.一色まこと『ピアノの森 26』
421.ユリイカ 1月臨時増刊号 総特集 坂口恭平 
420.あだち充『MIX 8』
419.ヤマザキマリ『ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論』
418.村上春樹『ラオスにいったい何があるというんですか?』 
417.東野圭吾『人魚の眠る家』
416.水木しげる『私はゲゲゲ』 
415.西尾維新『掟上今日子の備忘録』 
414.舘野仁美『エンピツ戦記』 
413.岩崎夏海『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら』 
412.増田俊也・一丸『七帝柔道記 2』 
411.ウエルベック『服従』
410.國分功一郎監修『ジル・ドゥルーズの「アベセデール」』
         『ジル・ドゥルーズの「アベセデール」』2(A-F) 
409.二ノ宮知子『七つ屋しのぶの宝石匣 2』
408.島田裕巳・中田考『世界はこのままイスラーム化するのか』
407.小林よしのり・宮台真司・東浩紀『戦争する国の道徳』 
406.伊坂幸太郎『陽気なギャングは三つ数えろ』
405.和夏弘雨×碧海景『火葬場のない町に鐘が鳴る時 3』
404.出口治明『人生を面白くする本物の教養』 
403.保坂和志・小沢さかえ『チャーちゃん』
402.朝井リョウ『武道館』
401.森田真生『数学する身体』
400.吉本ばなな『ふなふな船橋』
      吉本ばなな『ふなふな船橋』PART2(固有名詞辞典)
399.上杉隆『悪いのは誰だ!新国立競技場』
398.北条司『エンジェル・ハート 2ndシーズン 12』
397.小橋めぐみ『恋読 本に恋した2年9ヶ月』
396.会田誠『美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか』
395.飲茶『14歳からの哲学入門』
394.板垣恵介『刃牙道 8』
393.星野智幸『呪文』
392.辻田真佐憲『たのしいプロパガンダ』
391.松井優征『暗殺教室 16』
390.坂口恭平『家族の哲学』  
389.石川美子『ロラン・バルト』 
388.羽海野チカ『3月のライオン 11』 
387.村上春樹『職業としての小説家』
386.羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』 
385.二ノ宮知子『87CLOCKERS 7』
384.古市憲寿『保育園義務教育化』 
383.ヤマザキマリ×とり・みき『プリニウス 掘 
382.又吉直樹『東京百景』
 PART2(地名辞典)
381.ジョージ・ソーンダーズ『短くて恐ろしいフィルの時代』
380.畑中章宏『『日本残酷物語』を読む』
379.村上春樹『村上さんのところ』 
PART2(人名・作品名辞典)
378.辻田真佐憲『ふしぎな君が代』
377.三部けい『僕だけがいない街 6』
376.藤沢数希『ぼくは愛を証明しようと思う。』 
375.坂口恭平『幸福な絶望』
PART2(地名索引) 
PART3(人名索引) 
   PART4 (書名索引) 
PART5 (音楽・映画索引)
坂口恭平の熊本ーそれからー NEW!
374.板垣恵介『刃牙道 6』 
373.堤未果『沈みゆく大国 アメリカ <逃げ切れ!日本の医療>』
372.五十嵐泰正・開沼博編『常磐線中心主義』
371.松井優征『暗殺教室 15』
370.伊坂幸太郎『ジャイロスコープ』
369.岸政彦『断片的なものの社会学』
368.吉田修一『森は知っている』
367.甲野義紀『今までにない職業をつくる』
366.増田俊也編『肉体の鎮魂歌』
365.和夏弘雨『火葬場のない町に鐘が鳴る時』1、2
364.伊坂幸太郎『火星に住むつもりかい?』
363.北条かや『整形した女は幸せになっているのか』
362.津田大介×西きょうじ『越境へ。』
361.又吉直樹『第二図書係補佐』
360.茂木健一郎『東京藝大物語』
359.あだち充『MIX 7』 
358.堀江貴文『あえて、仕事から外れる。逆転の仕事論』
357.吉川浩満『理不尽な進化』
356.椹木野衣『アウトサイダー・アート入門』
355.松井優征『暗殺教室 14』 
354.黒柳徹子『トットひとり』 
353.東野圭吾『ラプラスの魔女』 
352.福島香織『本当は日本が大好きな中国人』
351.田中圭一『神罰 1.1』 
350.國分功一郎『近代政治哲学』 
349.米澤穂信『満願』
348.海堂尊『スリジエセンター1991』 
347.増田俊也×一丸『七帝柔道記 1』
346.千葉雅也監修『哲子の部屋掘
345.高橋源一郎『デビュー作を書くための超「小説」教室』
344.國分功一郎監修『哲子の部屋 供  
343.荒木飛呂彦『荒木飛呂彦の漫画術』
342.國分功一郎監修『哲子の部屋 機
341.柴崎友香『パノララ』
340.北条司『エンジェル・ハート 2ndシーズン 10』 
339.常岡浩介『イスラム国とは何か』
338.ヤマザキマリ『国境のない生き方』
337.水道橋博士『藝人春秋』(文春文庫版)  
336.大塚明夫『声優魂』
335.國分功一郎『暇と退屈の倫理学』(1)
                   『暇と退屈の倫理学』(2)
334.鈴木みそ『ナナのリテラシー 1』 
332.又吉直樹『火花』
331.ニコ・ニコルソン『ニコ・ニコルソンのマンガ道場破り』
330.中森明夫『寂しさの力』
329.岩田健太郎『サルバルサン戦記』
328.橋本幸士『超ひも理論をパパに習ってみた』
327.福島香織『中国複合汚染の正体』  
326.猪瀬直樹『救出 3.11気仙沼公民館に取り残された446人』
325.谷本真由美×ポール・ロブソン『添削!日本人の英語 PART2
324.坂口恭平『ズームイン、服!』
323.荒川弘×田中芳樹『アルスラーン戦記 3』
322.内藤正典『イスラム戦争 中東崩壊と欧米の敗北』
321.ヤマザキマリ×と
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岩本ナオ『マロニエ王国の七人の騎士』1〜3

JUGEMテーマ:自分が読んだ本   文中敬称略

 

 

岩本ナオのコミック『マロニエ王国の七人の騎士』は、中世の騎士道の時代を舞台にしたおとぎ話。

そのキャラクターの名前や設定の奇想天外さにまず驚く。

 

マロニエ王国の女将軍バルバラには、七人の息子がいた。

 

長男の名前は「眠くない

次男の名前は「博愛

三男の名前は「暑がりや

四男の名前は「寒がりや

五男の名前は「獣使い

六男の名前は「剣自慢

七男の名前は「ハラペコ

 

彼らの名前はすべて、彼らの能力や性格をそのまま表していた。たとえば、長男の眠くないは、自分が眠くないだけでなく、周囲を眠らせる魔法めいた力を持っているらしい。つまり、名前は魔力を持った言霊でもある世界なのだ。


そして、それぞれがマロニエ国を取り巻く七つの国に、それぞれ使者として派遣されることとなっていた。

 

眠くないは「夜の国」へ。

博愛は「好色の国」へ。

暑がりやは「寒い国」へ。

寒がりやは「暖かい国」へ。

獣使いは「生き物の国」へ。

剣自慢は「武力の国」へ。

そしてハラペコは「食べ物が豊富な国」へ。

 

まさに適材適所、それぞれの能力や性格が最大限発揮できそうな行先であるが、送られることの目的はよくわからない。おそらく、その国が抱える何らかの問題やマロニエ国との間にある火種を解決することなのだろう。七人の騎士には、七つの国への、七つのミッションが与えられる。これが表向きのテーマだ。

 

だが、もう一つのテーマがある。それは行った先でお姫様を助けること。

 

というのも、彼らが母親から言い聞かされてきた大義とは、「いつかかっこよくお姫様を助けること」なのだから。

 

とはいえ、ロマンスの相手が行った先の国であるとは限らない。

案外マロニエ国内で遭遇する身近な人物なのかもしれない。

 

夜の国へ送られる眠くないに同行するのが、幼なじみで婚約者のエレオノーラ

彼女は、剣自慢に劣らぬ剣の達人であり、眠くないを守って国に返すことを自分の使命と感じていた。

二人は、周囲の取り決めに従って結婚することになっていたが、それぞれの本心を語り合ったことは一度もなかったのだ。

話が核心に触れそうになると、取り乱し暴力的になるエレオノーラ。その本心は?

 

それとも知らずにお姫様を助けているのが寒がりや。彼は、実はある女性の男装である、ブルーノと名乗る貴族の手伝いをするうちに好きになってしまう。男装の貴人の正体を知らぬままに悶々とする寒がりや。そして、弟が貴族の慰み者になっているのではないかと悲嘆に暮れる眠くない。

 

というのも、長男である眠くないは、大の弟思いで心配性、夜の長い国に行きしばらく弟たちに会えないと言っては涙にくれるのだった。

 

七人兄弟が送られる国は、実はさまざまな思惑や陰謀が渦巻き、そこでは未知の敵のさまざまな魔の手が迫っていた。彼らはそれをはねのけることができるのか。

 

眠くないについで、外国へと送られることとなったのは、獣つかいだった。動物たちを自由に操ることができるはずの彼の前に現れたのは、彼の命令にしたがわない鳥たち、そして言葉を話す鳥。その正体は?

 

あたかもバッハのフーガのように、一つのミッション、冒険が終わるか終わらないかのうちに、あるいは並行して、別の冒険、別のミッションが始まる。そして、その行先には克明に設定された、別の国があり、別の城、別の風景、別の習慣、別の人びと、別の怪異や陰謀に遭遇する。なんと多くの物語があふれていることだろう。

 

一見読者を食ったご都合主義のような人物や国名の設定だが、それが描き出す世界の多様性や具体性は『ロード・オブ・ザ・リング』にも劣らない。異世界ものばかりが大流行するファンタジーの世界にあって、『マロニエ国の七人の騎士』は、古典的とも言えるおとぎ話の設定と、魔術的な画力が融合した、王道の傑作コミックである。


 

  Kindle版

今月買った本(2019年5月) 5月14日更新

JUGEMテーマ:自分が読んだ本  文中敬称略

 

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5月14日

 

田中芳樹、荒川弘『アルスラーン戦記 11』Kindle版

古代ペルシャ周辺を舞台とした三国志風の歴史絵巻です。ここに来て破竹の進撃を開始するアルスラーンの軍勢。幼い顔立ちのアルスラーンにもしだいにたくましさが宿り始めます。エトワールと呼ばれる若者との再会で、意外な素性が明らかになります。

 

5月13日 

 

貴志祐介『エンタテインメントの作り方 売れる小説はこう書く』Kindle版

『悪の教典』や『新世界から』の作者貴志祐介による小説の書き方。自作を例に、どのような考えで、ストーリーや人名が選ばれたかまで正直に書かれています。貴志祐介の小説のファンや小説を書こうとする人だけでなく、小説以外の文章を書こうとする人にも、役に立つ内容が盛りだくさんな文章読本になっています。

 

5月10日

 

宮台真司『終わりなき日常を生きろ オウム完全克服マニュアル』Kindle版

この日のKindle日替わりセール対象。オウム真理教による地下鉄サリン事件から日が浅い時期に書かれた若き宮台真司の歴史的な著作です。今とはまったく違った当時のピリピリとした雰囲気が文章から伝わってきて、過去と現在の対比の中で、多くの発見がある本です。

 

大童澄瞳『映像研には手を出すな! 4』Kindle版
 

NHKでテレビアニメ化が決定したアニメ制作をめざす女子高生3人組の活動を描きます。製作しようとするアニメの世界の中に彼女たちが入り込んでしまう独自の手法は、この巻でさらに加速し、作中作『たぬきのエルドラド』がまるごと描かれています。

 

 

5月6日

 

50%ポイント還元の小学館GWフェア最終日ということで、猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」より以下の4冊を購入しました。

 

猪瀬直樹『猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」 第2巻 ペルソナ 三島由紀夫伝』

文学者の生涯に迫った評伝三部作の一つ。なぜに官僚の家系に生まれた三島が割腹自殺に至ったのか、作家の無意識に潜む日本の近代に迫った作品です。

 

猪瀬直樹『猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」 第4巻 ピカレスク 太宰治伝』

これも同じく評伝三部作の一つ。愛人との入水自殺をはかった太宰治の遺書の謎に迫るミステリー形式の評伝です。冒頭での仕掛けが見事でそのまま最後まで読ませる工夫がなされています。

 

猪瀬直樹『猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」 第10巻 天皇の影法師』

大正天皇崩御時の元号スクープ事件や、森鴎外の「元号考」への執念などを切り口に、天皇の死の持つ歴史的な意味を掘り下げた猪瀬直樹の処女作です。この作品も冒頭の墓地でのシーンによる仕掛けが秀逸です。

 

猪瀬直樹『猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」 第12巻 黒船の世紀 ガイアツと日米未来戦記』

表題から江戸末期の話かと思いますが、それは導入のための仕掛けで、日露戦争後に無数に書かれた「日米未来戦記」の分析が主体。ペリーを迎え入れた役人の豹変ぶりに、今も変わらぬ日本人の外交的な未成熟を見る思いです。

 

 

5月2日

 

スティーヴン・キング『11/22/63』上、中、下 Kindle版

以前から買いたかったけれど、邦訳の単行本は高くて(7千円くらい)手が出なかったスティーブン・キングの傑作。文春祭りで50%ポイント還元だと、上巻950円、中巻1000-475=525円、下巻1000-500=500円で合計1,975円で、500ポイント余る計算になります。これならまあ、気軽に手が出ますね。余ったポイントはアガサ・クリスティーでも買えばいいと。さて、ストーリーはドラえもんのどこでもドアみたいなものを使って、1963年の11月22日へ時間旅行して、歴史を書き換えてしまおうというお話だそうです。1963年11月22日と言えば、そうケネディ大統領暗殺事件ですね。

 

アガサ・クリスティー『春にして君を離れ』Kindle版

500ポイントを使ったので、この本はこの日までの半額セールで283円ですから、217円おつりが来ますね。『春にして君を離れ』は、アガサ・クリスティーとしては異色の小説です。なんと言っても、殺人事件が起きて、それを探偵役が解決するというミステリーではないのですから。

 

 

マツキタツヤ、宇佐崎しろ『アクタージュ act-age 6』Kindle版

余ったポイントを使って451-217=234円で購入しました。『アクタージュ act-age』は役者志望の天才少女夜凪景を主人公とした芸能界物のコミックです。死の床にある演出家巌裕次郎を病院に残し迎えた舞台「銀河鉄道の夜」の初日。夜凪景は、二世タレントの星アキラは、そして演劇界のニュースター明神阿良也は、それぞれの人生を賭け、どんな芝居を見せるのか。舞台の上で、現実と演技が交錯します。

 

 

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